Myゴルフダイジェスト

【全英オープン】170cmのレフティ、B・ハーマンが6打差でメジャー初戴冠。松山英樹は13位タイ

GDライブラリ
2023.07.24

<全英オープン/ロイヤルリバプールGC/7383Y・パー71/7月20日~23日>

ロイヤルリバプールGCで開催された第151回全英オープンは、アメリカのブライアン・ハーマンが2位に6打差をつける圧巻のゴルフで優勝。メジャー初制覇を果たした。

普段は右利きだがゴルフだけは左打ちだというハーマン(Photo by Stuart Franklin/R&A/R&A via Getty Images)

3日目を終えた段階で12アンダーまでスコアを伸ばし、2位に5打差で最終日をスタートしたブライアン・ハーマン。悪天候のなか、2番、5番をボギーとし、一時は2位に3打差まで詰められるも、6番パー3でバーディを奪いバウンスバック。7番もバーディとすると、それ以降は持ち前の正確なショットと巧みなショートゲームを武器に、危なげないゴルフを展開。

13番パー3でボギーを打つも、14番、15番を連続バーディとし、終わってみれば2位に6打差をつける圧勝。36歳にして悲願のメジャー初優勝を飾った。

身長170cmで平均飛距離は294.1ヤード(142位)と決して飛ぶほうではないが、ジョン・ラーム、ジェイソン・デイ、ローリー・マキロイといった実力者がグリーン上で苦しむなか、勝負どころのパットをことごとく沈め、他を圧倒。レフティとしては、1963年のボブ・チャールズ、2013年のフィル・ミケルソン以来、3人目の全英覇者となった。

2アンダー17位タイからスタートした松山英樹は、最終日スコアを1つ伸ばし、トータル3アンダー、13位タイで今年最後のメジャーを締めくくった。

<全英オープン2023・最終成績>
1位 B・ハーマン -13
2位T S・ストラカ -7
2位T J・ラーム -7
2位T J・デイ -7
2位T トム・キム -7
6位T R・マキロイ -6
6位T E・グリジョ -6
——
13位T 松山英樹 -3

こちらもチェック!

  • PHOTO/Tadashi Anezaki 鋭い視点とマニアックな解説でお馴染みの目利きプロ・佐藤信人が、いま注目しているプレーヤーについて熱く語る連載「うの目、たかの目、さとうの目」。今週の注目選手は、レフティのブライアン・ハーマン。 19年10月に日本で初開催されたZOZOチャンピオンシップ。主催者の前澤友作社長(当時)が、「プロアマで一緒に回りたい選手」として挙げたのが、今回紹……