3カ月で8kgダイエットも「二度とやりません(笑)」キム・ハヌル独占インタビュー後編【誌面未掲載カットあり】
2021年に引退し、韓国へ戻ったキム・ハヌル。現在は「昔からやりたかった」というテレビタレントとして、ゴルフ番組を中心に活躍中。独占インタビューの後編では、SNSで大きな話題となったダイエットの話を聞いていく。
PHOTO/Takanori Miki
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- 「スマイルクイーン」として名を馳せ、日本の女子ツアーで活躍した韓国のキム・ハヌル。2021年限りで引退し、韓国に戻った彼女は、いま何をしているのか? ソウルでクッパを食べながら、根掘り葉掘り聞いてみた。 PHOTO/Takanori Miki キム・ハヌル 1988年生まれ韓国出身。2015年から日本ツアーに参戦し、引退する21年までに6勝を挙げる。イ・ボミとともに日本の女子……
3カ月で8キロのダイエットに
成功したけれど…
――5月にSNSで話題になったダイエットについてうかがいます。どういった経緯でダイエットをしようと思ったんですか?
ハヌル 現役を引退して、トレーニングをする機会も減って……というよりトレーニングをする必要がなくなったのですが、何もやらなかったらどんどん太っていってしまうなぁと思って。もうひとつの理由は、今所属しているのがモデル事務所なので、周りは痩せている人ばっかりで……私が一番太っているくらいなんです! 彼女たちを見ていると、「やばいな……」と日々感じて、意を決してやりました(笑)。
――太っている印象はありませんが、モデルさんを毎日見ているとそう思うんですかね。どれくらいの期間で何キロのダイエットを?
ハヌル 3カ月で8キロです。58キロから50キロまで落としました。めっちゃ頑張りましたよ!
――8キロも落とすのは相当大変な気がしますが、どんな方法で落としたんですか?
ハヌル 私は徹底した食事管理とトレーニングで痩せました。食事は“食べない”わけではなく、食べるものと量を決めてやりましたね。
――具体的には?
ハヌル 食べていたのは、かぼちゃ、さつまいも、ささみ、鴨などの脂の少ないお肉、オートミール……とにかくあっさりしたものを食べていました。ただ、こうやって食事制限をすることが今までなかったので、ホルモンバランスが悪くなってしまって大変でした。これは自分ではどうすることもできないので、ひたすら我慢。地獄でしたね(笑)。あとは有酸素運動を1日300分、毎日です。めちゃくちゃ動くんだけど食べられる量は少なくて……。その期間は友達とも会わずにひたすら自分と向き合っていましたね。友達と会ったら、ケーキとか食べてしまうので(涙)。
――さすがアスリート。我々は結果だけしか知りませんが、その陰には並々ならぬ努力と我慢があったのですね。
ハヌル はい。結果としては満足していますが、もう一回やるかと言われたら、絶対にやりません! 現に、今は体重が59キロまで戻ってしまいました(笑)。
――えっ!? やっぱり反動がきてしまうんですか?
ハヌル ダイエットをしてわかったんですが、痩せたらやっぱり元気じゃないんです。やり方にもよるんだと思いますが……。現役時代のベスト体重が58キロなんですが、50キロまで落としたら、パワーも出ないし疲れるし。とてもゴルフができるような体じゃなくて。引退して飛距離が落ちたのに、痩せてもっと飛距離が落ちて……これは仕事に支障が出るレベルだと思いましたよ。3カ月間、死ぬほどきつい思いをして痩せたのに、太るのは一瞬でした(笑)。今まで、食べることに執着することってなかったんですが、食べられない時期が続くと、食べたくて食べたくて……昔だったら残していたものを今ではがっついて全部食べてます(笑)。
――とはいえ、ベストに近い体重をキープできているというのは、トレーニングは今でもやっているということですか?
キム・ハヌル そうですね。トレーニングはひょっとしたら現役のときよりやっているかもしれません。そういう意味では3カ月は決して無駄ではなかったし、今の生活に生きていると思っています。私から言えることは、無理にやっても絶対に上手くいかないということ。これはダイエットに限らずなんでもそうだと思いますが。無理なく少しずつ、時間をかけてやることがいいんじゃないですかね。
キム・ハヌルの誌面未掲載カットを大公開!
月刊ゴルフダイジェスト2023年9月号より