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ゴルフ界のヌートバー? QT4位で日本ツアー参戦中の“アメリカ人”伴真太郎ってどんな選手?

QTランク4位の資格で日本ツアー前半戦の出場権を獲得したアメリカ・ラスベガス育ちの伴真太郎。いったいどんな選手で、なぜ日本にやってきた?

PHOTO/Hiroaki Arihara ILLUST/Takanori Ogura

伴真太郎 1996年2月27日、アメリカ生まれ。172cm。ネバタ大ラスベガス校出身、得意クラブはドライバー。日本人の父親と台湾人の母親のハーフ。ミドルネームはGreg。“ペッパーミルパフォーマンス”をお願いしたところ「モチロン イイデスヨ!」と快く応えてくれた

「日本に来てから
ヌートバーだねってよく言われます!」

QTランク4位の資格で日本男子ツアーに参戦中の伴真太郎。実は彼、アメリカ国籍で、日本人の父と台湾人の母を持ちアメリカで生まれ育った、まさにヌートバーのような選手。そんなシンタロウに話を聞いてみた。

「ホント、ラッキーだったんですヨ」と、カタコトの日本語で話してくれた。今季、米下部のコーンフェリーツアーでやっていくつもりだったが、Qスクールで結果を出せず……。日本のQTは申請をキャンセルしていたはずだったが、確認したところ「まだ出場枠に入ってます」と言われたそう。そこでQスクールが終了した翌日に日本へ飛んだという。初めての日本のコースにもかかわらずファーストを1位通過すると、そこからトントン拍子でファイナルに進み、ツアー出場権を獲得したというわけだ。

陽気なシンタロウは、もっと上手に日本語を話せるようになりたいと勉強中。「日本が大好き! 料理もおいしいし、とくにリンガーハットが好き。この前も食べに行きました!」。日本に来てからは「ヌートバーみたいだね」と言われることが多かったというシンタロウ。好青年な姿も本当に似ている。

将来的にはPGAツアーが目標だが、今の目標は「many many win!」と話してくれた。ゴルフ界のヌードバー、要チェックです。

思いがけず日本のQTが受けられることに
コーンフェリーのQスクールを受けていたが上手くいかず、急遽日本のQTへ

Qスクール終了の翌日に日本へ発つ
受験枠があることを知り、急いで日本へ飛び立ち奈良入り。本人いわく「ラッキーだった!」

初の日本のコースでファースト1位通過
日本には子どもの頃に何回か来たことはあったがゴルフをするのは初めてだったという

ファイナルQT4位で出場権獲得
勢い止まらず、ファイナルQTまでコマを進め、堂々の4位でツアー出場権をゲット!

モリカワとはベストフレンド!

大学時代はオールアメリカンに選出され、その仲間の一人が現在PGAで活躍するコリン・モリカワ。一緒に練習をしたり食事をする仲の良さ

「ナイスガイですし、伴くん大好きですよ!」(竹谷)

QTと開幕戦の練習日も一緒にラウンドしていた竹谷佳孝。「日本語を覚えようと頑張っているし、本当に好青年。粗削りな部分もあるけどゴルフも上手ですしね」

日課はアメリカ式ヨガ

毎日行うというアメリカ式ヨガのストレッチ。これがけっこう痛いという

300Yを超える飛距離が魅力!
伴真太郎の1Wスウィング

月刊ゴルフダイジェスト2023年6月号より