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「飛距離では負ける気がしない」プロテスト1位の神谷そら、飛ばしの原点とは?

プロテストトップ通過の期待の新人、神谷そらは、パワフルなスウィングから繰り出されるビッグドライブが武器。その原点を探った。

PHOTO/Osamu Hoshikawa、Shinji Osawa ILLUST/Takanori Ogura

神谷そら

プロテスト1位合格を果たし、QTも7位で通過し、前半戦の出場権を持つ

練習の9割はドライバーだった

「私、小さい頃から飛んでたんですよね」と笑顔で答えるのは、ツアー1年生の神谷そら。彼女の最大の武器である飛距離の秘密について聞いてみた。

「ジュニアの頃は、試合に出るまで他の人と比べて飛んでいるなんて思っていなかったんです。気づいたら飛んでいたというか……。おそらく最初に入ったスクールが大人ばっかりで、そこで飛距離で負けたくないと思って練習の9割がドライバーだったおかげかもしれません。それで振る力がついたんだと思います。飛距離は他の人に負ける気はしないので、この武器に加えてショートゲームを鍛えてまずは初優勝を目指したいです」

ジュニア時代から飛距離では、同級生に負けることはないという神谷。ドラコン競技では312ヤードを飛ばすなど、今季の女子ツアーの飛距離ランクが楽しみな逸材だ。

ヘッド速度は46m/s!
神谷そらのパワフルスウィング

飛ばすために1番重要なのは切り返しの瞬発力という神谷。「大きな筋肉だと意識しやすいんです」。背中が正面を向くほど大きなトップを作り、一気に切り返していく。ダイナミックなスウィングでも軸がブレず、体の強さが見て取れる

小6までは大人が飛ばしの相手
隣にはいつも大人がいたため、飛距離勝負をすることが多かった。大人に負けないために振り続けた。


水泳のおかげで背筋力が上がった

小学生のときはゴルフと並行して水泳も習っていた。そのおかげで背筋力がつき、瞬発力につながった。

使用ドライバー
ヤマハ「RMX VD」(9.5度)
シャフト/VENTUS BLACK(5X)

「ハードめのスペックでないと球が上がりすぎてしまい飛距離が出ないんです」

月刊ゴルフダイジェスト2023年5月号より

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