【ゴルルとルール】ピンに寄りかかっていた球が、ピンを抜いたら飛び出した! カップインは認められる?
ルールはバッチリ覚えているつもりでも、いざコースへ出ると、「あれ? こんなときどうすればいいんだっけ……」という場面に遭遇することもしばしば。今回も、ゴルルと一緒に楽しくルールを学んでいこう!
監修/小山混
PHOTO/Tadashi Anezaki
ゴルル会員番号38
杉山美帆
ゴルル会員番号14
板倉由姫乃
パー4の3打目。グリーン周りから板倉のアプローチは――。
「お、いい感じ♪」
「わ、入ったーー!!」(杉山)
「あら、でも止まってる?」(板倉)
板倉の打った球はピンに寄りかかる形で止まった。
「ピンを抜いたら落ちるかな……あっ!」(板倉)
板倉がピンを抜いたところ、球がカップから転がり出てしまった。
「えーん、ナイスバーディだと思ったのに…」(板倉)
「あれ? 今のはカップインでいいんじゃない?」(杉山)
「ボールがカップの底に落ちる前に飛び出ちゃったから、ホールインは認められないよね」と話す板倉に対し、杉山は「ボールの一部がグリーン面より下にあったから、ホールインは認められるはず」と指摘。果たして正しいのは?
球の一部がグリーン面より下にあったが、ピンを抜いたら球が飛び出た。どうなる?
A. 前打でのホールインが認められる
B. ホールインは認められず、ホールのへりにリプレース
C. ホールインは認められず、止まった位置からプレー
正解は……
A「ホールインが認められる」
プレーヤーの球がホールに立てられた旗竿に寄りかかって止まっている場合、球の一部がパッティンググリーン面より下にあれば、球全体がその面より下になかったとしても、その球はホールに入ったものとして扱われる(規則13.2c)。今回のケースも、球の一部がグリーン面より下にあったので、旗竿を抜いたあとに球が飛び出てしまったとしても、罰はなく、3打目でのホールインが認められる。
週刊ゴルフダイジェスト2022年11月1日号より
Myゴルフダイジェスト有料会員になると
スマホでいつでもルールが確認できる!
『2021-2022 GOLF DIGEST ゴルフルール早わかり集』
Myゴルフダイジェスト有料会員は電子版をご覧いただけます