【ゴルルとルール】まさかのシャンクで球がカートに! これってやっぱりペナルティ?
ルールはバッチリ覚えているつもりでも、いざコースへ出ると、「あれ? こんなときどうすればいいんだっけ……」という場面に遭遇することもしばしば。今回も、ゴルルと一緒に楽しくルールを学んでいこう!
監修/小山混
PHOTO/Norio Tsuburaoka THANKS/武蔵野GC
ゴルル会員番号21
中里さや香
ゴルル会員番号38
杉山美帆
中里のセカンドショットは右サイドのラフから。前方の木の枝が気になるが、果たして上手くグリーンに近づけることはできるのか。
「よーし、木の左からスライスをかけて…」
球筋のイメージを膨らませる中里。
ペチッ
「うそ! シャンク!?」
中里の打った球は右前方に停めてあったカートに当たってしまう。
「これってペナルティだよね…」(中里)
「あれ? そうでしたっけ?」(杉山)
「止まっている共用のカートはプレーヤーの“携帯品”とみなされるから、球を当てたら1罰打よね」と話す中里に対し、杉山は「人とか物に球が当たっても、偶然ならとくに罰はないんじゃないかしら?」と指摘。果たして正しいのは?
打った球が偶然、共用のカートに当たった。罰はある?
A. 1罰打
B. 罰なし
正解は……
B「罰なし」
動いているプレーヤーの球が偶然に人や外的影響に当たった場合、誰にも罰はなく、球はあるがままにプレーしなければならない(規則11.1)。旧ルールでは、動いているプレーヤーの球がプレーヤー自身や、プレーヤーの用具・キャディなどに当たった場合、1罰打を受けた(止まっている共用のカートもプレーヤーの携帯品とみなされた)が、2019年のルール改正により、偶然であれば、球が人や物に当たっても罰は科されなくなった。ただし、パッティンググリーン上からプレーされた球がグリーン上の他の球に当たった場合は、以前と同様2罰打となる。
週刊ゴルフダイジェスト2022年9月20日号より
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