【ゴルルとルール】ホールアウト後、グリーン上でパット練習。後ろの組が来ていなければ問題ない?
ルールはバッチリ覚えているつもりでも、いざコースへ出ると、「あれ? こんなときどうすればいいんだっけ……」という場面に遭遇することもしばしば。今回も、ゴルルと一緒に楽しくルールを学んでいこう!
監修/小山混
PHOTO/Yasuo Masuda THANKS/武蔵野GC
ゴルル会員番号40
萩原菜乃花
ゴルル会員番号65
鈴木真緒
ともにパーオンに成功した萩原と鈴木。鈴木のバーディトライは10メートル以上のロングパット。果たしてどこまで寄せられる?
「お、ラインに乗ってるぞ」
鈴木のバーディパットはスライスラインに乗ってトロトロと転がり……。
カッコーン
「やったー! 入っちゃったー」
「よーし、私も!」
続く萩原も果敢にバーディを狙うも、わずかにカップをかすめる。
と、何やら後ろでパットを打つ音が……。
「ちょっと、何やってるの!?」(萩原)
「あ、今の感覚を忘れないようにと……」(鈴木)
「ラウンド中、グリーン上で練習することは認められていないのよ」と指摘する萩原に対し、鈴木は「ホールのプレーを終えたあとなら、練習できるのでは? 後ろの組もまだ来ていないですし……」と主張。果たして正しいのは?
ホールのプレーを終えた後、グリーン上でパットの練習をすることは認められる?
A. 認められる
B. 認められない
正解は……
A「認められる」
ホールのプレー中、およびホールとホールの間で練習を行うことは認められていないが、例外として、(1)終了したばかりのホールのパッティンググリーンと、(2)次のホールのティーイングエリアでは、パッティングやチッピングの練習をすることが認められる。ただしこのような練習ストロークをバンカーからすることは認められず、またプレーを不当に遅らせてはならない(規則5.5)。また、委員会は終了したばかりのグリーンやその近くでの練習を禁止するローカルルールを採用することができ(ローカルルールひな形I-2)、競技などでは認められないケースが多いので注意が必要だ。
週刊ゴルフダイジェスト2022年9月6日号より
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