監修／小山混
PHOTO／Yasufumi Sakagami　THANKS／武蔵野GC

ルールはバッチリ覚えているつもりでも、いざコースへ出ると、「あれ? こんなときどうすればいいんだっけ……」という場面に遭遇することもしばしば。今回も、ゴルルと一緒に楽しくルールを学んでいこう!

板倉と満石のティーショットはともにフェアウェイへ。セカンド地点にいくと、どうやら前の組でトラブルがあったようで……。

「ラウンド中は『練習ストローク』をすることが禁止されているのよ。松ぼっくりを打つのも立派な練習ストローク。2打罰よ」と指摘する板倉に対し、満石は「ボールを打つのはダメだけど、松ぼっくりを打つのは練習ストロークにあたらないはず」と主張。果たして正しいのは?

ショットの待ち時間に松ぼっくりを打った。どうなる?

A. 2打罰
B. 罰なし

正解は……

B「罰なし」

松ぼっくりなどの分離した自然物は「ルースインペディメント」（定義）。プレーヤーは、コース上やコース外のどこででも、罰なしにルースインペディメントを取り除くことができ、その方法は問わない（クラブ等を使用しても問題ない）（規則15.1a）。また、ラウンド中に「練習ストローク」を行うことは禁止されている（規則5.5a）が、ティーや自然物（石や松ぼっくり）をクラブで打つことは練習ストロークではない（オフィシャルガイド5.5a/1）。

週刊ゴルフダイジェスト2021年9月21日号より

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