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ドロップした球がペナルティーエリアに止まった。そのまま打ってOK?

The Rules
2021.05.05

ILLUST/Tomoko Sano TEXT/Youichi Tsunoda

今日もコマッ太くん、マナブくん、キク子ちゃんの3人でラウンド。すると、ルールに関して意見がわかれる場面が。果たしてこんなとき、どう処置すればいい?

コマッ太くん
せっかちでうっかりでルールのミスや勘違いが多いのがたまにキズ。でも本当はマジメ

マナブくん
根っからの勉強家。ルールブックをよく読み裁定集にまで目を通している、頼れる存在

キク子ちゃん
ゴルフのプレーとルールはまだまだ勉強中。でも他人の意見をよく聞く耳を持っている

コマッ太君の打球は、レッドペナルティーエリア内の池に落ちた。ラテラル救済で2クラブ以内にドロップするとボールはその範囲でレッドペナルティーエリア内でもある場所に止まった。この球はそのまま打てる?

レッドペナルティーエリアに止まったら再ドロップじゃない?

救済を受けた球がペナルティーエリアに戻ったら救済にならない。だからもう一度ドロップでは?

2クラブ以内でホールに近づいてないから打てるのでは?

レッドペナルティーエリア内だけど、ボールのライも足場もいいからそのまま打とうと思うんだけど?

果たしてどう処置するのが正しい?








ラテラル救済で球がレッドペナルティーエリアに止まったら再ドロップ


イエローペナルティーエリアの救済は2つ。前のプレー地点に戻るか、球がペナルティーエリアの縁を最後に横切ったX点とホールを結ぶ線上後方にドロップ(後方線上の救済)か、だ。

レッドペナルティーエリアには3つめの選択がある。X点を基点に2クラブ以内のホールに近づかない場所でのドロップ(ラテラル救済)だ。ホール近くからプレーしやすい利点がある。

ただしドロップできるラテラル救済エリアには場所の制限がある。

まずは『同じペナルティーエリア以外』で『基点から2クラブ以内に複数のコースエリアがある場合、ドロップして最初に触れたのと同じコースエリアの救済エリアに止まらなければならない』ことだ(規則17.1d(3)要約)。レッドペナルティーエリアからの救済を受けるのだから、ドロップするのはそれ以外のエリアになる。そこに落ちたボールが転がってレッドペナルティーエリア内に止まったら、2クラブ以内でホールに近づかない場所でもドロップは無効。やり直しが必要になる。そのまま打つと2罰打になるよ。

ドロップもルール通りにきちんとやることが基本。舐めて甘く考えないように注意しようね!

※参考:ゴルフ規則17.1d(3)など


月刊ゴルフダイジェスト2021年6月号より


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月刊ゴルフダイジェスト2021年6月号より