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【本当にあったルールの話】Vol.8 ストロークを止めようとしたが、クラブヘッドが球に当たってしまった! これってペナルティ?

JLPGAの競技委員を務める中﨑典子さんと阿蘇紀子さんが、競技中に実際にあったルールの事例をご紹介!

ILLUST/Yasugahira Masaya

中﨑典子

中﨑典子

なかざきのりこ。ツアープロからJLPGA競技委員に転向し活躍中

阿蘇紀子

阿蘇紀子

あそのりこ。JLPGAの競技委員で米メジャーなどの経験もある

2021年プロテスト2次の初日。6番ホールのティーショットで、プレーヤーがダウンスィングを始めたところ、ティーアップした球がティーから落ちていくのが見えたので、スウィングを止めようとしました。しかし途中で止めることができず、クラブヘッドは球に当たってOBに行ってしまい、ストロークをカウントするのかわかりませんでした。

Q. ストロークを止められず、クラブヘッドが球に当たってOBに。ストロークとしてカウントされる?


A. ストロークとしてカウントされる

ストロークとは、球を打つために行われるクラブの前方への動きですが、ダウンスウィングで球を打たないことに決めて、クラブヘッドを意図的に止めたり空振りをした場合はストロークとしてカウントされません。

しかし意図的に止めようとしても、結果的に当たってしまった場合はストロークとなります(定義 : ストローク)。また動いている球をプレーした場合は2罰打ですが、例外としてティーショットの時に球がティーから落ちている間や、落ちた後にプレーしても罰はありません(規則6.2b(5))。

※この記事は、2023年1月1日から施行されたゴルフ規則に基づいた内容です

月刊ゴルフダイジェスト2024年6月号より

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『ゴルフルール早わかり集2023-2024』