ルールはバッチリ覚えているつもりでも、いざコースへ出ると、「あれ? こんなときどうすればいいんだっけ……」という場面に遭遇することもしばしば。今回も、ゴルルと一緒に楽しくルールを学んでいこう!

監修／小山混
PHOTO／Yasuo Masuda　THANKS／武蔵野GC

渥美のティーショットは見事フェアウェイへ。行ってみると、ボールは排水溝の上に乗っていた。

「ドロップしたボールがティーに当たったら、罰なしで再ドロップする必要がありますよね」と言う満石に対し、水谷は「再ドロップは必要ないわ。ティーを取り除いてボールが動いても、元の位置にリプレースすればOKよ」と指摘。果たして正しいのは?

ドロップした球がティーペグに当たり救済エリア内で止まった。再ドロップは必要?

A. 再ドロップが必要
B. 再ドロップは不要

正解は……

B「再ドロップは不要」

球を正しい方法でドロップし、球が救済エリアに止まった場合、たとえ球が止まる前に人や用具に当たっていたとしても、罰はなく、プレーヤーは救済を完了したことになる（規則14.3c）。このとき、球が人や用具に寄りかかって止まっていて、人や用具を動かした際に球が動いた場合でも罰はなく、球を元の箇所にリプレースしなければならない（規則9.4b例外5）。今回のケースも、球は救済エリアに止まったため、ティーを取り除いて球が動いても、元の箇所にリプレースして打てばよい。

週刊ゴルフダイジェスト2023年5月23日号より一部改

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