ルールはバッチリ覚えているつもりでも、いざコースへ出ると、「あれ? こんなときどうすればいいんだっけ……」という場面に遭遇することもしばしば。今回も、ゴルルと一緒に楽しくルールを学んでいこう!

監修／小山混
PHOTO／Akira Kato　THANKS／武蔵野GC

ティーショットを左に曲げてしまった三宅。行ってみると、なんとボールが木の上に引っ掛かっていた……。

「今のは正しい打ち方をしていないから、2罰打で次は5打目よ。アンプレにしとけばよかったのに……」と指摘する渥美に対し、三宅は「掻き寄せたりしたわけじゃなく、ちゃんとクラブヘッドでボールを“打った”から何の問題もないのでは?」と主張。果たして正しいのは?

木の上の球をクラブで打って脱出した。どうなる?

A. 罰なしでそのままプレー
B. 2罰打を付加してそのままプレー
C. 2罰打を付加して元の位置からプレー

正解は……

A「罰なしでそのままプレー」

ストロークを行う際、プレーヤーはクラブと球の間に一瞬の接触があるようにクラブヘッドで正しく球を打たなければならず、球を押し出したり、掻き寄せたり、すくい上げてはならない（規則10.1a）。また、故意にプレーの線を跨いだり、プレーの線に足が触れた状態でストロークを行うことも禁止されている（10.1c）。この規則に違反して行ったストロークはカウントし、プレーヤーは2罰打を受ける。ただし今回のプレーに関しては、上記のいずれにも違反していないため、罰なしでプレーを続行できる。

週刊ゴルフダイジェスト2023年1月10・17日合併号より

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