冬の間にレベルアップ!「ドリル」の効用と2つの注意点
ラウンド回数が多いと、スウィングを見直す機会が減り、知らず知らずのうちにスウィングが乱れてしまいがち。ラウンド回数が減りがちな冬こそ、スウィングをリセット&改善するチャンス。そこで、悩みや克服したいクセに応じたおすすめの「ドリル」を武田登行プロに教えてもらった。
PHOTO/Yasuo Masuda、Hiroyuki Okazawa THANKS/松原ゴルフガーデン
解説/武田登行
豊富なアマチュアの指導経験を持ち、理論的なレッスンには定評があるスウィング研究家。松原ゴルフアカデミーのヘッドプロ
冬の間に自分の弱点を克服して、春のシーズンインまでにレベルアップを図りたいと思っているゴルファーは多いことだろう。しかし、いざ練習場でボールを打ち始めると、頭では理解していても上手くいかない、あるいは自分ではいろいろと変えているつもりでも、ゴルフ仲間に見てもらうと、まったくスウィングに変化が表れていないと言われる……こんな悩みを抱えていないだろうか。
「そんな人はドリルに取り組むといいと思います。弱点を克服したり、スウィングを矯正するには、単純にボールを打ち続けるよりもドリルのほうがずっと近道ですから。プロだって、それぞれの課題を克服するために様々なドリルに取り組んでいるんです」と言うのは、ツアー経験もある武田登行プロだ。
「ドリルに取り組むと、自然に正しい動きが身につきます。頭で考えてあれこれやるのも大事ですが、体に正しい動きをインプットするということではドリルが効果的です」という武田プロだが、注意点が2つあると言う。
「1つ目はドリルの意味とポイントを必ず頭で理解しておくことです。意味やポイントがわからずにドリルに取り組むと、間違った方法でやっていても気づかず効果が出ないということになりかねません。たとえばこのあと紹介する『振り遅れ防止ドリル1』ですが、テークバックを手で上げてしまうとあまり効果がありません」。実際のスウィングと同様に、胸を開いてしっかり肩を回してテークバックしないと、振り遅れを克服できないだけでなく、手打ちを増長してしまう危険性もあるから注意しよう。
「2つ目の注意点は根気強く続けること。正しい動きを体に覚えさせるのは、一朝一夕にはいきません。せめて春までは自分の弱点や課題に合わせたドリルを続けましょう。調子が悪くなったときにも再度やると効果がありますよ」
~「ドリル」の効用~
繰り返し取り組むことで自然に正しい動きが身につく
<ココに注意1>
「ドリルの目的とポイントをしっかり頭で理解しよう」
<ココに注意2>
「一朝一夕には効果は出ない。根気よく続けよう」
>>あなたの悩みを解決するドリルは?
- ラウンド回数が多いと、スウィングを見直す機会が減り、知らず知らずのうちにスウィングが乱れてしまいがち。ラウンド回数が減りがちな冬こそ、スウィングをリセット&改善するチャンス。そこで、悩みや克服したいクセに応じたおすすめの「ドリル」を武田登行プロに教えてもらった。 PHOTO/Yasuo Masuda THANKS/松原ゴルフガーデン 解説/武田登行 ……