【ミナセの小部屋】Vol.45「ハンドファースト=手元を前に出す」ではないんです。ミナセ流“押せる”インパクトの作り方
PHOTO/Takanori Miki
1年で50ヤードも飛距離を伸ばした『ゴルル』メンバーの小澤美奈瀬。彼女が飛ぶようになった秘訣をお伝えする本連載。今回はしっかりとボールを押し込めるインパクトの形について教えてもらった。
小澤美奈瀬
おざわみなせ。1992年生まれ、愛知県名古屋市出身。小誌・美女ゴルフユニット『ゴルル』メンバー。現在、ミニツアーなどに参戦しながら、主に東京や名古屋などで飛距離アップのレッスンを行っているUSLPGAティーチングプロ。
シャフト全体が壁にベタっと付くイメージ
みなさん、体調はいかがですか。小澤美奈瀬です。いろいろありますが、気持ちを強く持ってがんばっていきましょう!
さて、今回は『ハンドファースト』についてお話しさせていただきます。ハンドファーストと聞くと、「インパクトで手元を目標方向に出して打つことでしょ」という方がいらっしゃいます。もちろん間違いではありませんが、私のイメージは少し違うんです。
手元を先行させて打つ意識をすると、どうしても振り遅れてフェースが開きがちになるんです。なので私は、“左手甲とシャフトとフェース面が一直線になって地面と垂直に交わる”――こんなイメージでインパクトしています。
このインパクトを作るために、シャフトでマットや布団を叩くイメージを持ちながらボールを打っています。左手甲が手のひら側に折れる、いわゆる「掌屈」になりやすく、ボールにパワーが伝えやすくなるんです。
これはあくまでもイメージの話で、人によって、特に筋力のある男性の場合は、手元を先行させるイメージのほうが速く振れてパワーも出しやすい、という人もいるかもしれません。なので私の話を参考にしてもらいながら、自分に最適なハンドファーストの作り方を見つけてもらえたらうれしいです。必ず飛距離アップにつながるはずですよ!
次回は、インパクト以降の動きについてお話ししますので、楽しみにしていてください!
週刊ゴルフダイジェスト2021年2月9日号より