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【人気連載アーカイブ】ミナセの小部屋Vol.14「早めの“コック”でヘッドが走る!」

1年で50ヤードも飛距離を伸ばした『ゴルル』メンバーの小澤美奈瀬が飛ばしの秘訣を伝授する本連載。今回のテーマは、飛ばしにおける「リストコック」の重要性について。

PHOTO/Takanori Miki

小澤美奈瀬
おざわみなせ。1992年生まれ、愛知県名古屋市出身。小誌・美女ゴルフユニット『ゴルル』メンバー。現在、ミニツアーなどに参戦しながら、主に東京や名古屋などで飛距離アップのレッスンを行っている。USLPGAティーチングプロ
前回のお話はこちら

こんにちは、小澤美奈瀬です。今回は、リストコックについてお話しさせていただきます。コックとは、簡単にいうと手首を斜め45度くらいタテ方向に折り、クラブを持ち上げる動きのことです。

この動きは、ボールを飛ばすためには必要不可欠なのですが、大切なのは動かすタイミングなんです。よく、飛ばそうと力んでいる人ほど、テークバックでヘッドを遠くへ大きく動かそうとする傾向があります。


でも、これはヘッドの動きが遅くなり逆効果なんです。クラブを速く振るためには、始動と同時にコックを行います。イメージ的には「手元が右腰に来たらコックは完成」していてほしいです。

では、なぜ早い段階でコックを作るのか。それは、トップで右腰が引けにくく、上半身と下半身の捻転差を作りやすいから。強い捻転差が作れると、捻じり戻りの反作用を利用して、クラブを速く振ることができます。

みなさんもリストコックを大至急やってくださいね!

Point 1
トップで腹筋が捻じれ右側の腹斜筋が伸びる

手元が右腰にきたときにコックが完成できていると、トップで上下半身の捻転差が強くなるので、腹筋が捻じれた感覚が出てくる。これが実感できればクラブを速く振る準備ができた証拠。

Point 2
リストコックを早く完了させると深い捻転ができる

テークバックをすると同時にコックを行う。このとき、ヘッドを大きく動かそうとして、コックのタイミングが遅くなると、体全体が回転して右腰が引けてパワーが逃げてしまい飛距離アップは見込めないので要注意。

コックのタイミングが遅いと右腰が引けてしまう

週刊ゴルフダイジェスト2019年11月19日号より