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50歳過ぎたらフェードにチェンジ!<前編>ドローは“右手の突き”、フェードは“腰の回転”がカギになる

持ち球はドローなのに、50歳を過ぎてから急に右プッシュやチーピンが出るようになった、という経験はないだろうか。同じ悩みを抱えていた芹澤大介プロが、安定したフェードを身につけるための方法を教えてくれた。

PHOTO/Yasuo Masuda、Tadashi Anezaki、Hiroyuki Okazawa THANKS/成田ヒルズCC

解説/芹澤大介

せりざわだいすけ。1964年生まれ。東京都出身。1989年からレギュラーツアーに参戦し、現在シニアツアーで活躍。30年間打ち続けてきたドローからフェードにスイッチ中。成田ヒルズCC所属

軌道の修正が必要に

GD いま、芹澤プロは持ち球をフェードに改造中なんですね。

芹澤 30年間ドローでしたが、体のキレが悪くなって、逆球が出るようになってきたので。

GD 右プッシュですか?

芹澤 逆球が出ると、次は手を返して左の引っかけも出る。それで、安定したフェードを覚えようと思い立ったわけです。

GD
 改造はどうやって?

芹澤 ドローヒッターは、インサイドアウト軌道が体に染み付いています。まず、この軌道をアウトサイドインに変えなくちゃいけない。僕は正拳突きのイメージでドローを打っていますが、フェードを打つときは、正拳突きプラス腰の回転がポイントです。これで、ヘッドがやや外から下りてきて、フェースターンも小さくなるんです。

ドローのイメージ>>右手の突きでフェースを返す

「切り返しで左腰を押し込んでから、空手の正拳突きのように右手を伸ばしていく感覚で振っていました。そのため、ヘッド軌道はインサイドアウトになり、フェースの返りは大きくなります」(芹澤)

フェードのイメージ>>右腰を高いまま切っていく

「切り返しで左腰を押し込まずに、すぐに右腰を高いまま切っていきます。こうすると、腰の回転量が多くなり、ヘッドはややアウトから下りてきてインに抜け、フェースの返りは小さくなります」

フェードは腰の回転に手がついていく

「ドローはフォローで親指方向にクラブを跳ね上げるようにリリースしますが、フェードは腰の回転に手がついていくような感覚。そのため、インパクトのハンドファーストが強くなります」

>>フェードをマスターするためのもう一つのポイントとは?

週刊ゴルフダイジェスト2022年10月25日号より