1年で50ヤードも飛距離を伸ばした『ゴルル』メンバーの小澤美奈瀬が飛ばしの秘訣を伝授する本連載。今回は、切り返しのタイミングでどこを意識すれば強いインパクトを生み出せるかを教えてもらった。

PHOTO／Takanori Miki

今回は、切り返し時に意識してほしい、スウィング軸の置き場所についてお話します。結論から言いますと、左股関節の上を意識して、ダウンスウィングをしてほしいんです。

その理由は、大きく2つあります。1つはインパクトでボールに体重を乗せて打てるからです。スウィングの回転軸を体の真ん中で意識してしまうと、ヘッドの遠心力に負けて右足体重になり、振り遅れの原因になります。

2つ目は、下半身先行のスウィングになるので、腕や上体で打ちにいかなくなるから。上体に無駄な力が入らないので、自然にハンドファーストの形を作りやすくなります。

あくまでも、意識の問題ですので、型を気にすることなく、左股関節の上で回転することを頭に置いて、気持ちよく振り切ってくださいね。

Point 1
スウィング軸は「左股関節」の上

トップからダウンへ入る切り返しで、スウィング軸を左股関節上に持ってくることで、自然と体重が左へ乗り、ボールを押し込めるハンドファーストの形を作りやすくなる。右足に体重が残ると腰が引けて力が乗らない

【POINT 2】
左右の腰の高さを変えない

週刊ゴルフダイジェスト2020年1月21日号より