【50歳からのシングル養成塾】Vol.229「タオルを挟んで“腕を振らない”動きを覚えよう」
片山晋呉や上田桃子など、数多くのトッププロを世に送り出してきた江連忠が、自身の経験をもとに、50歳からの上達法をアドバイス!
TEXT/Yumiko Shigetomi PHOTO/Hiroaki Arihara THANKS/ETGA東京校
定番練習だが効果は抜群
もし若い頃よりも飛距離が落ちてしまっている人がいたら、この「タオル挟みドリル」がお勧めです。ヘッドスピードアップに直結するドリルではありませんが、ミート率が良くなって結果的に平均飛距離は伸びてくれます。
タオルを挟んで両わきが開かなくなると、普段いかに自分が腕の振りに頼って打っているかが実感できるはずです。飛ばしたいと思えば思うほど、腕を速く振ることばかりに意識がいって体の回転がおろそかになってしまっているのです。
タオルを挟むとクラブと腕と体が一体化されて、いつものように腕だけでは振れなくなります。その代わり、クラブが体の前に保たれてフェースの向きも狂いにくくなるので、体をちゃんと回せるようになったら毎回フェースの芯に当たる気持ち良さが味わえます。昔からある地味なドリルですが、効果は抜群に高いのです。
手打ちが解消される
ポイント
クラブを振るのではなく体を回す
江連忠
1968年生まれ。東京都出身。高校を卒業して渡米し、ミニツアーを転戦しながらジム・マクリーンに師事したのち帰国。日本のプロコーチ第一人者となり、片山晋呉や上田桃子を賞金王に育て上げた
月刊ゴルフダイジェスト2022年11月号より