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【50歳からのシングル養成塾】Vol.228「あなたの左肩、ちゃんとボールを追い越してますか?」

片山晋呉や上田桃子など、数多くのトッププロを世に送り出してきた江連忠が、自身の経験をもとに、50歳からの上達法をアドバイス!

TEXT/Yumiko Shigetomi PHOTO/Hiroaki Arihara THANKS/ETGA東京校

前回のお話はこちら

スピードやパワーが伝わるポジションで打つ

最近のスウィングの流行として、体重の横移動はしないでその場で回転するのがいいと言われています。確かに軸を固定して回転スピードを上げて打てるなら、それがベストかもしれません。でもアマチュアの方が流行りに乗るには注意が必要です。

そもそもアマチュアは体重移動が苦手で、トップで右足に乗ったらそのまま右足体重でインパクトを迎えてしまう人が多いです。右体重のまま上体だけ突っ込んで腰が引けてしまう人もいます。これでは回転スピードを上げても当たりが薄くて球に力が伝わらず、まったく飛びません。

左肩がボールを追い越していることが、どんなスウィングでも絶対条件。「その場で回る」の「その場」はどこでもいいわけではないので、飛ばなくて悩んでいる人は自分のインパクトポジションを見直してみましょう。


左肩がボールを追い越すまで
体重移動しよう

バックスウィングでは左肩はボールから遠ざかる

左肩がボールを追い越すためにバックスウィングで動かないようにしてしまうと、体が回らなくなる。バックスウィングでは自然と右に動いて、切り返しで戻ればいい

この形ではボールに力が伝わらない

Point
左腰を積極的に“切って”いこう

腰の回転が止まると左肩はボールに届かなくなる。かといって右足の上で腰を回しても届かない。左股関節を切りながら腰を回すとぶ厚いインパクトのポジションに入れる

江連忠

1968年生まれ。東京都出身。高校を卒業して渡米し、ミニツアーを転戦しながらジム・マクリーンに師事したのち帰国。日本のプロコーチ第一人者となり、片山晋呉や上田桃子を賞金王に育て上げた

月刊ゴルフダイジェスト2022年10月号より