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【50歳からのシングル養成塾】Vol.227「ザックリが多い人は“クロスハンド”が絶対にオススメ!」

片山晋呉や上田桃子など、数多くのトッププロを世に送り出してきた江連忠が、自身の経験をもとに、50歳からの上達法をアドバイス!

TEXT/Yumiko Shigetomi PHOTO/Hiroaki Arihara、Blue Sky Photos THANKS/ETGA東京校

前回のお話はこちら

スピードや入射角が一定になる

僕はパッティングもクロスハンドグリップ推奨派だし、アプローチのクロスハンドもよく練習に取り入れて教え子たちにやらせていました。でも実戦で導入するまでの勇気はなかったのですが、それをやってくれたのがM・フィッツパトリック。しかもメジャーで優勝したということが嬉しい驚きでした。

全米オープンチャンピオンM・フィッツパトリックがクロスハンドアプローチの扉を開いた


クロスハンドの利点は、左腕とクラブが一本化して、左手主体で打てること。片手打ちを左右両方やってみるとわかるのですが、実は左手のほうがミスが出ないんです。右手は器用だからインパクトでアジャストする動きが入ったりしますが、左手は不器用だから一度動きを覚えれば再現性が高いのです。

右手が悪さすることなくインパクトのヘッドの入り方が安定するので、トップやザックリのミスが多くて悩んでいる人は、ぜひ一度試してみてください。

Q. クロスハンドの注意点は?
A. 左腕とクラブを一体化させること

左手の不器用さを生かした再現性の高い打ち方をするには、左腕とクラブを一本化させて振ることが肝心。左腕とクラブが直線的に繋がってないとクロスハンドの意味がない

Q. どうしてクロスハンドがいいの?
A. 左手主体で打てるからです

片手打ちをすると、右手は器用なので球に合わせる動きができてしまいインパクトが安定しない。左手は不器用なので一度動きを覚えるとその動きしかできなくなり、ミスが出にくい

江連忠

1968年生まれ。東京都出身。高校を卒業して渡米し、ミニツアーを転戦しながらジム・マクリーンに師事したのち帰国。日本のプロコーチ第一人者となり、片山晋呉や上田桃子を賞金王に育て上げた

月刊ゴルフダイジェスト2022年9月号より