100Yをピタッと寄せる!<前編>「100Yピッタリのクラブで打つからミスするんです」
100ヤードのショットはしっかりグリーンに乗せたいし、欲を言えばバーディチャンスにつけたいもの。精度の高い100ヤードショットを打つにはスウィングを“締める”のが秘訣らしい。
TEXT/Yumiko Shigetomi PHOTO/Hiroyuki Okazawa THANKS/京葉CC
解説/今野康晴
スウィング精度の高いショットメーカーとしてツアー7勝を挙げる。甥の今野大喜プロがツアーで活躍中。京葉CC所属。49歳
110ヤード飛ぶクラブで
100ヤードを打つ
「まず最初にアマチュアの方に言いたいのは、100ヤードをフルスウィングで打たないでほしいということ。例えばAWの最大飛距離が100ヤードだからとAWで打つ人は、フルスウィングするからミスが出るし精度が落ちるんです。僕は110ヤード打てる52度のウェッジで100ヤードを打っていますよ」
それは振り幅などを調整してコントロールショットをするということだろうか。
「振り幅を小さくして10ヤード落とすというのとは少し違って、“スウィングを締める”というイメージなんです。体幹を使って体はしっかり回すけど、腕の振りを締めるという感じ。ドライバーなら体が回り切ったところから腕がさらに少しトップに向かうけど、締まったスウィングは体が回り切ったところがトップで、“腕の遊び”をなくすんです。結果的に振り幅というかスウィングアークは少し小さくなって、飛距離は落ちるけどミート率や方向性が上がります」
それは両わきを締めておくということ?
「そうですね、わきを締めつつ体幹を使って体はしっかり回すことが大事なんです」
最大飛距離を出したいときは体を回し切ったところからさらに腕を深く入れるが、締まったスウィングでは体が回り切ったところがトップ。“腕の遊び”をなくすことでトップもフィニッシュもコンパクトになる
>>ではどうすれば“締まった”スウィングが実現できる?
- 100ヤードを狙い通りに打つためには、110ヤード飛ぶクラブで100ヤード飛ばす“締まった”スウィングをすることが重要だと今野康晴プロ。では締まったスウィングをするためには何を意識すればいいのか。詳しく教えてもらおう。 TEXT/Yumiko Shigetomi PHOTO/Hiroyuki Okazawa THANKS/京葉CC 解説/今野康晴 ……
月刊ゴルフダイジェスト2022年9月号より