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【ショートトップで飛ばす】#4 体とクラブがしっかり“同調”できてますか?

「ショートトップ」のスウィングを身につけるうえで重要なポイントの3つ目が「体とクラブの同調」。ドライバーの不調に悩み苦しんだという諸藤将次プロも、この「同調」を意識することで復活への手ごたえを感じたという。

PHOTO/Hiroyuki Okazawa THANKS/おおむらさきGC

諸藤将次
もろふじまさつぐ。1985年生まれ福岡県出身。2011年にツアー初優勝。その後は苦戦が続くもショートトップに改造し復活の兆しが

●CONTENTS●
#1 なぜ「ショートトップ」でも飛ばせる?
#2 切り返しのタイミングは「左腕が地面と平行」
#3 小さなトップでも「十分な捻転」が得られるワケ
#4 「体とクラブの同調」がカギを握る

「同調」を意識したら
自然とショートトップに

2011年にツアー優勝を果たし、順風満帆かと思った矢先、ドライバーが思うように振れなくなったという諸藤将次。その後スウィング改造をし、トップをコンパクトにしたことでスムーズに振れるようになったという。本人いわく、原因は「いろんなことを考えすぎていた」こと。

「テークバックでクラブをどこに上げていいかわからなくなってしまって……」

そこで行きついたのが“超基本”の部分だった。

「結局、スウィングはシンプルが一番だと思いました。シンプルとは、腕とクラブ、体が同調して振れていること。それ以降、素振りではもちろん、鏡を見ながらなど、体の幅から腕が外れていないか、常にチェックして同調がクセになるようにしました。その意識を続けたらトップは自然にコンパクトになりました。基本を見直して、復活の兆しが見えてきました」

「同調」について考えすぎるあまり、自身で練習器具まで作ってしまったほど。おかげで今はスムーズに振れているとのこと。ショートトップは、実にいいことずくめだ。

【同調のメリット1】
スウィングがシンプルになる

動きがシンプルになり、再現性の高いスウィングができるようになる。体が回る範囲でトップを抑えても、大きく上げるより飛距離も出る

【同調のメリット2】
腹筋など大きな筋肉で振れる

同調を意識すると、腕を使うことがなくなるため、必然的にお腹などの大きな筋肉でスウィングできるようになる。手先の力に頼ったスウィングではなくなる

“同調”が磨ける練習器具作っちゃいました
その名も「SHOT MAKE」

体とクラブをチューブでつなぎ、スウィングすることで、体とクラブが同調する感覚を養うことができる。腕が必要以上に上がらないため、自然とショートトップになる。「いきなり打つとボールに当たらないので、はじめは動きを意識しながら素振りをします。素振りだけでも動きの違いに驚くはずです」

Point
チューブが体に当たらないようにする

体とクラブをつないだチューブが正しいテークバックを教えてくれる。クラブを上げたとき、チューブがどちらかの腕に当たると、クラブが体の正面から外れている証拠

月刊ゴルフダイジェスト2022年8月号より