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【50歳からのシングル養成塾】Vol.224「力まずに振れるグリップこそが“自分なりのスクエア”」

片山晋呉や上田桃子など、数多くのトッププロを世に送り出してきた江連忠が、自身の経験をもとに、50歳からの上達法をアドバイス!

TEXT/Yumiko Shigetomi PHOTO/Hiroyuki Okazawa THANKS/フェニックスゴルフアカデミー

前回のお話はこちら

自分なりのスクエアを
見つけよう

最近アマチュアの方で目につくのが、無理なフックグリップのせいで力みが生まれている現象です。飛ばし屋のプロでフックグリップの人が多いから真似したくなるのはわかりますが、そのせいで力んでしまっては飛ぶどころかまともに当たらなくなるので、百害あって一利なしなんです。

フックでもウィークでもグリップに正解はありませんが、大切なのは無駄な力みが生まれない持ち方で、それには「自分なりのスクェアグリップ」を見つけることです。


買い物袋を持つときのように、腕をリラックスさせて指にシャフトを引っかけて持ちます。このときの左手の向きが力みが生まれない「自分なりのスクエア」なので、そのままの向きでグリップを持ってください。少しフックになる人が多いと思いますが、中にはウィークになる人もいると思います。でもそのグリップがいいスウィングに繋がるので自信を持ってください。

力まないグリップの作り方

Step 1
腕をリラックスさせた状態でシャフトを持つ

腕はダランと垂らした状態で、買い物袋を持つように指にシャフトを引っかけて持つ。この左手の向きが自分なりのスクェアになる

Step 2
クラブを滑らせてグリップを握る

左手の向きを変えずにクラブを滑らせてグリップを持つ。その後フェースがスクエアになるように回す

Step 3
ヘッドをポンと地面に置く

グリップを持ったらヘッドを地面にトンと落とす。肩が下がって力みが取れる。ここまで左手はずっと体の横

Step 4
フェース向きに合わせてスタンスを取る

左手のグリップが決まったら右手をそえてアドレスに入る。この方法なら無駄な力みが生まれずに振れる

江連忠

1968年生まれ。東京都出身。高校を卒業して渡米し、ミニツアーを転戦しながらジム・マクリーンに師事したのち帰国。日本のプロコーチ第一人者となり、片山晋呉や上田桃子を賞金王に育て上げた

月刊ゴルフダイジェスト2022年6月号より