【クラチャンたちの練習法】File 5 ベランダにマット、庭に芝生…「練習場は“自宅”です!」
上達に役立つ練習法を探るべく、全国の「クラチャン」100人にアンケートを実施! 練習といえば練習場が定番だが、中には自宅を練習場にしてしまっている強者も。クラチャンの自宅練習を覗き見!
PHOTO/Shinji Osawa、Hiroyuki Okazawa
●CONTENTS●
Introduction クラチャン100人の練習法
>>File 1 「“短い距離”にゴルフの大事が凝縮」
>>File 2 「“スマホ”は最高の練習器具」
>>File 3 「1日100回“ほうき素振り”」
>>File 4 「1球に“5分”かけられますか?」
>>File 5 「練習場は“自宅”です」
>>File 6 「仕事は9時から、練習は“5時”から」
仲村達也さん(57歳・HC1)の場合
【かねひで喜瀬CCクラチャン】仲村達也さん(57歳・HC1)
なかむらたつや。沖縄県を代表するトップアマ。日本ミッドアマなど全国大会にも出場している実力者
沖縄のトップアマ仲村さんは小さなスペースを上手く利用している。
「普通のベランダですが、ネットを置いて練習場にしました。テレビを見ているときとか、ふとスウィングのことを思いついたりしますよね。それをすぐに試せるのが利点。練習場へ行く手間も省けますしね」
最初はバット素振り
ストレッチの意味も込めて最初に重いものを振る。「年を取るとケガしやすいですから、ストレッチは大事。振りながら体をほぐしていくんですよ」
打つのはドライバーと5番アイアン
球数を多く打つことはしない。難しい1Wと5Iで体の動きを確認するように球を打つ。球筋が分からないため、体の動きに集中できるメリットも。スウィングではフィニッシュで3秒止まることを意識しているという
小林正志さん(58歳・HC0)の場合
【森林公園GCクラチャン】小林正志さん(58歳・HC0)
こばやしまさし。プロのキャディなども務める埼玉県のトップアマ。自宅練習で腕を磨く
埼玉の小林さんは広い庭に自ら芝を張ってしまった。
「芝の管理は大変ですが、コースと同じ状況で練習できるのはすごくプラスになります。芝を張ってから、アプローチの技術はすごく向上したと思います。まぁ、田舎だからできることなんですけどね(笑)」
あらゆるライから練習できる
何といってもコースと同じ状況で練習できることが最大のメリット。芝の感触やライなど、より実戦的な練習ができる
クリーンに打つことだけ考えています
【金城CCクラチャン】広藤大樹さん(29歳・HC1)の場合
寝る前にパタ練30分
自作のパット練習器具でストロークをチェックするのが日課だという。ポイントは、上部のレールに沿うようなストロークの軌道作りと、ヘッドをできるだけ低く長く出すこと。課題をクリアするまで布団に入らない徹底ぶり
【富士笠間CCクラチャン】石川聡一さん(29歳・HC2)の場合
ウレタンボールのアプローチを毎日10分
短い距離のアプローチ(1メートルから2メートル)でスウィングを作る石川さん。毎日10分繰り返し行うことで、体の動かし方や、インパクトの感覚を養うことができる。「小さいスウィングで安定したインパクトができないと、大きい振り幅で当たらなくなります」(石川)
月刊ゴルフダイジェスト2022年5月号より