【プロも実践! “力み”を取る10の方法】#4「ぴょんぴょんジャンプ」「太極拳スウィング」手打ちを防ぐおまじない
脱力が大事と分かっていても、いざボールを前にするとなかなか難しいもの。そこで今回は、プロも実践している「力み」を取る方法を早川佳智プロに教えてもらった。畑岡奈紗がやっているジャンプはどんな効果がある?
PHOTO/ARAKISHIN、KJR ILLUST/TAIZO THANKS/東名古屋カントリークラブ、日進ゴルフ エトワス
解説/早川佳智
はやかわよしさと。1975年生まれ。愛知県出身。日々スウィング研究やギアを探求し続けるプロ。いまやそのオタク度が話題を呼び、数カ月先までレッスンが埋まるほどの大人気コーチ
●CONTENTS●
#1 力みは必ずしも悪いことではない!?
#2 迷いが消える魔法のルーティン
#3 脳の錯覚を利用したアイデア素振り
#4 体の重心を意識して手打ちを防ぐ
ヘッドが走り手打ちがなくなる
GD 次の3つは少し難度が高いということですが。
早川 一見簡単そうですが、慣れるまで少し時間がかかるかもしれません。畑岡奈紗プロのルーティンは、ショット前に軽く飛ぶだけ、と思われがちですが、体の重心を常に感じていないと体内の重心がブレるので、慣れないと逆に力みにつながる可能性もあります。個人的には宮里選手の力みなく振る感じが好きで、1分間スウィングは、体の動きを再確認できつつ、手打ちが防げるので、難易度が高いですが、上級者の方にはかなり効果があると思います。
【力みを取る方法7】
ぴょんぴょん跳ねて重心を下げる
【力を抜く方法8】
左手小指を外す
左手小指をグリップから外して握ると、急にヘッドの重みが感じられるようになり、グリッププレッシャーもかからないため自然と脱力できる。急激にヘッドが加速するので、慣れるまでは少々難しいかもしれないが、素振りのときだけでも効果があるという
「とんぼ」も実践!
漫画「オーイ! とんぼ」でも、左手の小指を外してヘッドを走らせ、木を越えるスーパーロブを放ったシーンがあった(週刊ゴルフダイジェスト2018年12月18日号「オーイ! とんぼ」第209話より)
【力みを取る方法9】
1分間かけて振る「太極拳スウィング」
【力みを取る方法10】
インパクトで声を出す
インパクトで声を出そうとすることで、声を出す直前に一瞬脱力することができるという。そして声を出すことで、ボールに当たる瞬間にすべての力を集中させることができる。実際に声を出さなくても、声を出すフリだけでもOK
>>#2 迷いが消える魔法のルーティン
>>#3 脳の錯覚を利用したアイデア素振り
週刊ゴルフダイジェスト2022年2月1日号より