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【通勤GD】フェアウェイウッドでチョロを連発。それなら足の付け根に体重をかけて上体を起こさずに振ろう!

読者の悩みを教え上手なプロがマンツーマンで解決する週刊ゴルフダイジェストの人気連載「ゴルフジム」。今週の通勤GDはアマチュア山本さんのお悩みを西村プロが解決!

【通勤GD】
通勤GDとは‟通勤ゴルフダイジェスト”の略。世のサラリーマンゴルファーをシングルに導くために、月曜日から金曜日(土曜日)までの夕方に配信する上達企画。帰りの電車内で、もしくは翌朝の通勤中、スコアアップのヒントを見つけてください。

【教える人】西村至央プロ
977年 生まれ。伊澤利光に師事しス ウィング理論を学ぶ。現在は、鎌倉天園ゴルフ練習場で 「ミライズアカデミー」を主宰し、数多くのアマチュアを教える

【教わる人】山本正彦さん
45歳/ゴルフ歴15年 平均スコア100/176㎝

今週のお悩み!
フェアウェイウッドが苦手。
コースでチョロが連発します!

レッスン前の山本正彦さんのスウィング

山本  フェアウェイウッド が当たりません。チョロが多くて、当たっても右。ときどきダフリも出ます。

西村   山本さんの場合、アドレスの姿勢とインパクト の姿勢がまったく違うのが気になります。チョロは、 ボールの頭を叩いているわけですから、つまり、ボー ルと体との距離が遠くなりすぎているのが原因ということです。山本さんは割と深めに前傾して構えているのに、インパクトでは前傾 が起きて、ほぼ突っ立った状態になっています。それで、ヘッドがボールに届かなくなってしまうんですね

ココが原因!
「ボールを上げようという気持ちが強すぎます」

(左写真)
切り返しですでに左肩が上がっている。

(右写真)頭が上がった後傾姿勢でインパクト

ボールを「上げたい」気持ちから、切り返し時点 で左肩が上がりはじめ、 インパクトでは完全に頭が上がっている。終始、 かかと重心の後傾姿勢のため、ヘッドをボールに届かせづらい

山本   なるほど。

西村 上体が起きてしまうのは、切り返しで重心がかかと側にかかっているからです。かかと重心のままダウンスウィングすると、バ ランスを取るためにどうしても上体は起きます。

山本   つまり、切り返しでつま先側に重心をかければいいってことですね。

西村   そうです。両足の母指球(親指の付け根)付近に重心をかけて切り返す意識があると、上体も連動して「お辞儀」をする感じになるので、前傾角をキープ できるんです。「ごめんなさい」と、謝罪の気持ちを 持って振るといいですね (笑)。

これで解決!
足の親指付け根に体重をかけて
上体を起こさずに振ろう

ドリル①
「ボールをかかとで踏んで打つ」

切り返しがかかと重心の場合、スウィングが進むとさらにかかと側に体重がかかり、上体が起きてしまう。上体を起こさずに振るには、つま先体重で切り返すことが重要

かかとでボールを踏めば、つま先体重を体感できる

ドリル②
「クラブを極端に短く持って打つ」

シャフトぎりぎりまで短く握って振れば、前傾角が保てるように

クラブを短く持つと、 体とボールとの距離が近くなるので、少しでも前傾が起きるとボールに届かなくなる。前傾角を保つ練習には最適

山本   ふんぞり返ってちゃダメなんですね。

西村   両足かかとでボール を踏んだ状態で打つ練習をすると、母指球に体重をか ける感覚がわかります。前傾角をあまり意識しすぎると、腰の回転が不足することがあるので、そこだけは注意してください。

PHOTO/Yasuo Masuda
TEXT/Daisei Sugawara

週刊GDより

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