【世界トップに学ぶ激“厚”インパクト】シャウフェレ流は「トップとフォローでL字を作る」
東京五輪で金メダルを獲得し、今回のZOZOチャンピオンシップにも出場するザンダー・シャウフェレ。本誌記者が以前本人から直接聞いた、シャウフェレ流「強いインパクトの作り方」を特別公開!
PHOTO/Tadashi Anezaki
手と体が同調すれば
ボールを強く押し込める
身長178cmとPGAツアーでは小柄な部類に入るシャウフェレだが、平均307Yを超える飛距離を誇る。分厚いインパクトを作るうえで、どんなことを重視しているのか。
「手で振るのではなく、トランク(胴体)をきちんと回して振ることが重要だよ。手をコネると体全体のパワーがボールに伝わらないからね。僕はそうするために、トップとフォローで腕とクラブが“L字”になるイメージで振っているよ」
L字を作るイメージで振るとなぜ強い球が出るのか。
「つまり、手がずっと体の正面にある状態をキープするということ。そうすることで、ヘッドの入射角やインパクトロフトが安定して、ボールをしっかり押し込めるようになるんだ。もうひとつ言うと、手で振り下ろす意識があると、手首の角度がほどけて上体が突っ込みやすくなる。なるべく手とトランク(胴体)を同調させて振ることを意識すれば強いインパクトで打てるはずだよ」
トップとフォローで
腕とクラブがL字になるイメージ
ダウンスウィングも手が先走らないように
手で下ろすとリリースが早くなり、クラブが外から下りやすい。胸の回転に合わせて腕を振り下ろしてくるイメージ
【もうワンポイント】
フェース向きは“左手の甲”で意識しよう
- 「左の壁」という言葉はよく聞くが、「ZOZOチャンピオンシップ」で世界のトッププロのスウィングを見ると、どうやら「壁」の作り方が一昔前とは変わっているらしい。スウィングに詳しいプロに話を聞いた。 PHOTO/ARAKISHIN、Blue Sky Photos、KJR THANKS/東名古屋CC 解説/早川佳智 1975年生まれ。愛知県出身。ジュ……
週刊ゴルフダイジェスト2021年11月2日号より
※取材は2020年1月