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【人気連載アーカイブ】ミナセの小部屋 Vol.36 「“ボールをしっかり見る”が大事な本当の理由」

1年で50ヤードも飛距離を伸ばした『ゴルル』メンバーの小澤美奈瀬が飛ばしの秘訣を伝授する本連載。今回は、力が逃げないトップの作り方について教えてくれた。

PHOTO/Takanori Miki

小澤美奈瀬
おざわみなせ。1992年生まれ、愛知県名古屋市出身。小誌・美女ゴルフユニット『ゴルル』メンバー。現在、ミニツアーなどに参戦しながら、主に東京や名古屋などで飛距離アップのレッスンを行っている。USLPGAティーチングプロ

前回のお話はこちら

ボールを見続ける!

今日は、しっかりと上下半身の捻転差を作り、力が逃げないトップの作り方を紹介します。

やることは、アドレスからトップまで、ボールを見続けること。「そんなの簡単だし当たり前じゃん」っていうアナタ! 意外とできていないんですよ。

ボールを見続けるといっても、ただ見ているだけではダメです。気をつけるポイントは2つあります。

1つ目は、『顔の向きを変えない』。ボールを見ていても、自然と頬が動いていることがあります。顔の向きも微動だにさせないことがポイントです。

2つ目は、『目とボールの距離を変えない』。飛ばそうと思うと、大振りになりやすく、トップで目とボールの距離が遠くなる傾向にあります。これでは、軸がブレて上下半身の捻転差が生まれません。

この2点を注意しておけば、コンパクトでパワーの溜まったトップが作れるので必ず飛距離が伸びますよ!

Point
ボールから視線をそらさない

飛ばそうとすると、過剰に体重移動やスウィングアークを大きくしようとするあまり、スウェイして上半身と下半身の捻転差がなくなり、緩いトップになりやすいという。ボールから目をそらさず、顔の向きも変えずに振り上げると、コンパクトでパワーの溜まったトップを作ることができる。

ボールと目の距離が変わるとスウェイしてパワーがロスする

週刊ゴルフダイジェスト2020年9月22日号より