森守洋「レッスンは受けるな」Vol.23 プロもアマも実は教えていることは同じ
森守洋「レッスンは受けるな」
堀琴音、柏原明日架、香妻陣一朗ら多くのプロを指導する森守洋が、自身が行きついたゴルフスウィングの本質を語り尽くす。
PHOTO/ARAKISHIN
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- 堀琴音、柏原明日架、香妻陣一朗ら多くのプロを指導する森守洋が、自身が行きついたゴルフスウィングの本質を語り尽くす。 PHOTO/ARAKISHIN >>前回のお話はこちら File.22環境について いまの女子プロの活躍の裏に坂田信弘さんの偉大なる功績がある 山下美夢有選手が米女子ツアーの『マイヤーLPGA……
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レッスンの本質
プロもアマも
実は教えていることは同じ
今シーズンの国内女子ツアーの最高賞金額となったEARTH MONDAMIN CUPを制したのは、韓国のパク・ヒョンギョン選手でした。 台風などの悪天候の影響で5日間にも及ぶタフな試合になりましたが、素晴らしいプレーだったと思います。
パク選手に限ったことではありませんが、ああいうとてもタフなコンディションの中でも上に来る選手のインパクトゾーンは本当に長い。以前、この連載でもインパクトゾーンについて話しましたが、上手い選手は必ずインパクトをゾーンでとらえています。
パク選手は、試合の中でライン出しのようにパンチ気味に打つショットを多用していました。
クラブを引っ張るというゴルフスウィングの本質を理解しているからこそ、インパクトをゾーンでとらえることができるわけです。 ただ、改めて感じるのは、トッププロほど実は難しいことはやっていないということです。 やっていることは至ってシンプルで、シンプルだからこそ難しいショットも簡単に打っているように見える。
今回のパク選手はまさにそうだったように思います。アマチュアの方からよく「一般のゴルファーとプロとでは教え方は違うんですよね?」と聞かれます。
ものすごく高等な技術をプロには教えているんだと思われている方々が多いようですが、実はプロもアマチュアも僕が教えている本質は何も変わりません。
ただ、プロや上級者はクラブを振るという運動パターンを理解して、それをすでに実践できているので、スウィング自体の調整は体とクラブの同調感や体の使い方など少し細かい部分になる傾向はあります。
でも、それは実はゴルフが上手くなるための本質ではなく、もっと言えば、どうでもいい部分なのです。 もちろん、そのどうでもいいことを直すだけで、めちゃくちゃ良くなることも稀にありますがそれは例外です。
そういう細かい部分というのは、人間の顕在意識につかさどられています。人間の心の動きは自分でコントロール可能な顕在意識と自覚できない潜在意識の2つに分けられますが、上手くなるためには顕在意識にとらわれないことが重要になります。顕在意識というのは、言語化しやすい傾向があります。
だから何かスウィングのことを表現するのに使いやすく、メディア批判ではないですが、●●理論や●●打法と使いたくなる気持ちはわかりますが、アベレージゴルファーにとっては本質的なスウィングの改善には当てはまらないことがほとんどなのです。
上手くなりたいなら、アマチュアの方々は体との同調や体の動かし方という細かい部分ではなく、その前にクラブを振るというシンプルな運動パターン、さらに言えば、とても簡単で単純な動きに戻る必要性があります。
子どもがスウィングするように、子どもがゴルフを覚えていくように、大人もゴルフスウィングをシンプルに習得していく必要があります。 だから僕のレッスンは、アマチュアゴルファーにもトッププロにも基本的には同じことを伝えているんです。
プロにはアマチュアと違う特別なことを教えているのではないという


解説/森守洋
もり・もりひろ。1977年生まれ。静岡県出身。堀琴音、柏原明日架、香妻陣一朗ら多くのツアープロを指導。原理原則を謳い文句にゴルフスウィングの核心に迫る
週刊ゴルフダイジェスト2026年7月21日号より


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