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【アイアン】宮里優作の直伝レッスン②。前傾姿勢と手元を浮かさないために!

宮里優作プロによるアイアンレッスン。第一回では「手元を低く抑えて打つことが大切だ」と教わった。では、手元を浮かさないためにはどうすればいいのか、詳しくレッスンしてもおう!

【解説】宮里優作プロ
20177年4勝を挙げて初の賞金王。昨年からは欧州ツアーに参戦して見事シード権獲得

左右のわき腹を締めて回すのがいい

── インパクトで手元は浮かせたくない。それには何が必要ですか。

宮里 自分も、調子が悪くなると手が浮いてくるので、それを抑えるために、右わき腹を締めるような意識を持って振っています。

ダウンスウィングで右わき腹を縮めようとすれば、自然に腰が回転し、上体の前傾角度も保てる。わき腹が伸びると、体全体が伸び上がる

── ダウンスウィングで右わき腹を締めよう(縮めよう)とすると、必然的に腰を早いタイミングで切らなくてはならず、手の通り道も確保されるという仕組みですか。

宮里 ただし、右わき腹を締めることで、右肩が下がって、左肩が上がってしまうのはダメで。肩は、背中の軸に対して直角に回したい。だから、右わき腹を締めて下ろしつつ、インパクト後にクラブが抜ける時は、左わき腹もゆるめないように意識することが大事です。

── 腰は回すが、上体はバラバラではなく、腰の上で一緒に回るイメージを持つとよさそう。

どちらか片方のわき腹を「締めすぎる」と、上体が過度に傾いて、バランスが崩れる。両足の幅の中で、腰と上体を一緒に回し、肩を入れ替える

【切り返しのイメージ】手の力を抜いて勝手にたまる状態を作る
ダウンスウィングで腰を切ると、腕が脱力さえしていれば、手は何もしなくてもタメを作って下ろせる。それを体感してほしいと優作プロ。

【インパクトのイメージ】右サイドの粘りでボールを最後まで押す
腰を切ったスペースに手を下ろしたら、手がそのまま右腰の回転についていくイメージで、ボールを長く押し込んでいく。これが7Iで150ヤードを実現させる。

【注意】 腕の力を抜いておくのは大前提
腕が脱力していれば、体の回転に、わき腹を締める動作を加えることで、クラブはプレーン上に下りやすくなる。

【宮里優作の5Iフルショット】頭の位置はインパクトまで変わらないか、むしろ下がる

スウィング中の頭の高さに注目すると、テークバックでは頭を下げて、クラブの遠心力に対抗しているのがわかる。

月刊GD2019年6月号より