Myゴルフダイジェスト

  • ホーム
  • レッスン
  • 【読者記者】No.1881「コースではドライバーが当たらない…ラウンド回数を増やすしかない?」

【読者記者】No.1881「コースではドライバーが当たらない…ラウンド回数を増やすしかない?」

読者が自身の悩みを解決する方法について、直接プロに取材する「読者記者」。今回のお悩みは「コースだとドライバーが当たらない」というもの。果たして解決方法は?

PHOTO/Hiroaki Arihara TEXT/Daisei Sugawara THANKS/洗足ゴルフスタジオ

読者記者No.1881 加生菊恵さん

●会社員 ●ゴルフ歴/4年 ●ベストスコア/130 ●アベレージスコア/137 ●ドライバー飛距離/140ヤード

先生/馬場章矢

87年生まれ、鹿児島県出身。パーソナルトレーナーというバックボーンを生かし、姿勢、筋力、柔軟性などを考慮したスウィング作りを心がける。ティーチング資格取得準備中。「洗足ゴルフスタジオ」インストラクター

加生さんのお悩み
「ドライバーがしっかり当たらない」


アイアンはまだ何とかなりますがドライバーが当たらなくて困っています。しっかり当てるにはラウンド回数を増やすしかないのでしょうか……


リリースのタイミングが早く、インパクト直前の位置ですでに手首のタメが完全にほどけている(3コマ目)。ダウンスウィングのクラブの扱い方が問題か

加生 コースだととくにドライバーが当たらなくて……。

馬場 ヘッドを自分でインパクトポジションに戻そうとしすぎです。たとえば、連続で素振りを繰り返していると、遠心力で勝手にヘッドが同じところを通るじゃないですか。そういう振り方を意識すると当たるようになるはずです。

加生 当てようとしちゃダメってことですね。連続素振りだと、今まで感じたことがなかった遠心力をちゃんと感じられます。

<問題点>
ヘッドだけを先に下ろそうとする

手元を引かずにヘッドだけを動かすのは、クラブを「押す」形。これだとクラブ自体の力(重力、遠心力)をほとんど利用することができない

記者「思ったところにヘッドが下りません」
コーチ「餅つきみたいに手元を引くといいです」

餅つきの要領で、真上に振りかぶったクラブで真下にある対象物を叩く。このとき、無意識に手元を「引く」形で動かすはず。ゴルフのスウィングはこの動きが横向きになっただけと考えると、クラブとヘッドの使い方がわかりやすい

インパクトを意識せず「引いて」打つ。
自然にヘッドが走るようになってきた!

ボールが小さいほど「当てよう」という意識が強くなってしまうため、ソフトボールやテニスボールなど通常なら絶対に「当たる」大きさのボールを打つことで、インパクトを意識せずにフォローまでクラブを振り抜ける

Point 1
スウィングでもクラブを「引く」

トップから手元を引き続けると、あるところでヘッドが自然にリリースされインパクトを迎える。自分でクラブを押す必要はない

Point 2
右手の指は引っかけるだけ

右手を強く握るとダウンスウィングでタメが作れない。とくに人さし指と中指はただ引っかけるだけでいい

Drill
連続素振りで握り変化を感じる

トップとフォローでは(特に左手)小指側がゆるみ、ダウンスウィングからインパクトではその部分が勝手に締まる。連続で振ることで、スウィング中のグリップ圧の変化を意識できるようになる

<取材後記>
引く動きがわかってきた
クラブを「引く」と言われて、自分では引いてるつもりだったので「?」と思いましたが、餅つきドリルで、それまでは押していたことがよくわかりました。意識して練習してみます。

月刊ゴルフダイジェスト2024年10月号より