Myゴルフダイジェスト 2021年 春
本格オープン

  • ホーム
  • レッスン
  • 【スピンアプローチ】ハンドレートでトウ寄り打点を目指す。プロみたいにキュッキュッと止まるバックスピン講座

【スピンアプローチ】ハンドレートでトウ寄り打点を目指す。プロみたいにキュッキュッと止まるバックスピン講座

GDライブラリ
2019.07.22

プロのアプローチを見ていると、2~3バウンド目で強烈なバックスピンで“キュキュッ”と止まる。そこで今回、そんなスゴ技をボクらも習得するため、竹内簾プロにスピンがかかる原理と打ち方を教えてもらった!

【解説】竹内廉プロ
たけうちれん。1993年生まれ三重県出身。ロングヒッターとして有名だが、アプローチにも定評ある期待の若手。今季はAbemaTVツアーを主戦場に出場中

スピンアプローチはトウ寄り上め

── プロのようなスピンアプローチについて教えてもらいたいのですが。

竹内 まず初めに知っておいてもらいたいのは、打点位置です。スピンを効かせたいときは、芯で打ってないんですよ。

── えっ! では、どこで打つのですか。

竹内 芯より少しトウ寄りの上めです。そのため、まずアドレスでハンドレート気味に構えてフェースを寝かせます。ちなみに、フェースを開くと右にスッポ抜ける可能性があるので、開く必要はありません。

手元を右足側に寄せてハンドレートに近づけたらフェース面を目標に向けて構える。芯から少し外れたトウ寄りのやや上めに当てることで、素早く振ってスピンをかけても出球が強くならず、ゆっくり飛ぶ。これが竹内プロのスピンアプローチのメカニズム。

芯を外すから速く振っても飛びません

出球がゆっくりだから距離感が出しやすい

竹内 次は少しだけオープンスタンスにする。これで準備は完了です。あとは打ち方です。スピンをかけるにはインパクト前後のスピード感が大事です。そのため、手元よりヘッドを先行させてヘッドを走らせるんです。この打ち方をすることで、スピンが効く上に当たり、出球がゆっくりになるので距離感も合わせやすくなるんですよ。

各方向を極端に表現するとこんな感じ

【スピンアプローチの準備①】 体の向きをオープンにする
目標に対してややカット軌道で素早く振るために、オープンスタンスに構える。足のラインに合わせ
て、ひざと腰、肩のラインも合わせておく。

【スピンアプローチの準備②】 グリップの位置は右太ももの内側
ヘッドの位置は変えず、手元だけ右に持ってきて、ハンドレートの感覚で構える。フェースを開いて構えないのは、右に飛び出すのを防ぐため。

〇ハンドレート気味にするとロフト角だけが寝る、×フェースを開くとかなり右方向に向く

あとはヘッドを加速させて打ちたい

【スピンアプローチの打ち方①】 インパクトでヘッドを先行させて加速させる

インパクトで手元よりヘッドを先行させて打つことで、横からボールをとらえられるため軟らかい球質で飛んでいく。さらに、インパクト前後で加速し、強いバックスピンががかる。ハンドファーストに打つと上から打ち込む形になり、スピンはかかるが、出球が強くなってしまう。

〇へッドは加速しても出球がゆっくりで距離が合う、×手元を出すとスピンは効くが距離感が出ない

【スピンアプローチの打ち方②】 右ひじとみぞおちの距離感を保つ
手打ちにならないようにするために、アドレス時の右ひじとみぞおちの間隔をキープしならが振る。体の回転で打つ意識を持つことができる。

【スピンアプローチの打ち方③】 ややアウトサイドイン軌道に振る
スタンスなりに振るため、目標に対して軌道はカットになる。そのとき、ややヒールを出しながら振り抜くことでフェース面が返らずボールの下を素早く振り抜ける。強いスピンが入る。

テークバックをインに引かない

インサイドに上げると手元が浮いてザックリ

内股を閉めてずっと低重心

── ほかに大切なポイントはありますか。

竹内 インパクト前後でヘッドを素早く振り抜かないとスピンはかからないので、インパクトでのゆるみが起こらない下半身の力感が必要です。

重心が高くなると、テークバックが自分が思った以上に大きくなってしまう。インパクトがゆるみやすく、スピ
ンがかからず距離感も出せない

── 具体的には?

竹内 低重心をキープすることです。重心が高いと、インパクトで上体が起き上がりやすく、ゆるみの原因になります。さらに、ヘッドが加速しないので、スピンはかかりません。内股をしぼり、足にオモリがついているイメージで振るとスピンアプローチが打てます。

【ポイント】左足体重でも頭の位置は真ん中に
体重はアドレスで左足にかけるが、頭の位置は真ん中にする。体全体を左足へかけて構えると、ヘッドが鋭角に入りすぎてしまう。頭の位置だけを体の真ん中へ戻すことで、ゆるやかな入射角になりスピンをかけつつ距離感を合わせやすい。

PHOTO/Hiroaki Arihara
週刊GD2019年7月30日号より