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【松森杏佳の100Y講座】#1「100Yは52度」と決めつけていませんか?「48度の8割スウィング」がオススメな理由

確実に乗せたい距離だけど、意外と乗らない「100Y」。成功率を上げるためにはどうすればいいのか? 松森杏佳プロがやさしくレクチャー!

TEXT/Yumiko Shigetomi PHOTO/Takanori Miki THANKS/季美の森GC

松森杏佳 まつもり・きょうか。1995年生まれ。東京都出身。2017、18年と連続でフジサンケイレディス3位などツアーで活躍。昨年から芝浦の「Link Performance Studio」にてレッスン活動を開始。姉はプロゴルファーの松森彩夏

練習さえすれば8割で打つほうが簡単

100YでPWや48度を持つことはなんとなく嫌ということもあり、52度のウェッジで打つという人が多いが、まずはそこが問題だと言う松森。

「みなさんも会心の当たりをしたら52度で100ヤード飛ぶかもしれませんが、その成功率はどれくらいなのかを考えてほしいです。そもそもウェッジは重量があってフルショットが難しいクラブなのに、それを力みながら打っていたらナイスショットの確率は低くて当然。ひとつ上の番手で8割スウィングで打つほうが、グリーンに乗る確率は断然高いはずなんです」

しかしアマチュアには8割スウィングも簡単ではない……。

「それはフルショットの練習しかしてないから。しっかり練習すれば、必ず武器になりますよ」

100Yを52度で打っていい人
●ドライバーのヘッドスピード41m/s以上
●ドライバーでコンスタントに240Y以上飛ぶ

ウェッジを100%のフルショットで芯に当てることは難しいため、52度で力まずに振って100Y飛ぶことが条件。52度で力んでしまう人は48度を基本にするべき。違うロフトピッチのセッティングでも同じで100%の力で100Yを打つクラブより、1つ上の番手を基本にすべきだ

100Yが乗らない3つのパターン

パターン1
力んで上体がかぶって引っかけ

飛ばすためにロフトを立てて打とうとすると、上体が突っ込みやすく肩がかぶって引っかける。左奥の次打が難しいゾーンに外してしまう

パターン2
右足体重でリリースが早くショート

基本的なスウィングが右足体重だとウェッジでも左足に乗れず、手で当てにいくためリリースが早くなりロフトが寝て当たる。結果ショートしやすい

パターン3
上体が浮いて右へ飛ぶかシャンク

力むとインパクトで上体が浮いてしまう人が多い。手元も浮くからフェースが開いて当たるか、シャンクが出るパターンもある

コンパクトでコントロールが効く!
「48度の8割スウィング」

重量があるので難しい
「52度のフルスウィング」

>>8割スウィングを身につけるには?

月刊ゴルフダイジェスト2024年6月号より