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【ゴルフジム】「ドライバーで球が右に出る。どうすればつかまった球が打てるようになる?」

読者の悩みを教え上手なプロがマンツーマンで解決する連載「ゴルフジム」。今回のお悩みは「ドライバーで球がつかまらない」というもの。その解決法とは?

PHOTO/Yasuo Masuda TEXT/Daisei Sugawara THANKS/オールデイゴルフ馬橋

教える人/内海大祐

うつみだいすけ。76年生まれ、茨城県出身。その人の体格や筋力などに応じた、理にかなったスウィング構築に定評がある。自身が運営する「オールデイゴルフ馬橋」でレッスン中

<今週のお悩み>
「つかまりが悪くて飛距離が出ません」

●染谷 弘一さん(55歳/ゴルフ歴25年/ベストスコア77/平均スコア89/身長175cm)
インパクト直前でフェースが開いていて、そのまま当たるとボールが右に飛び出してしまう(3コマ目)。もう少し早い段階でフェースを閉じることができると、強く振らなくても飛距離が伸びる可能性はある

染谷 ドライバーでボールのつかまりが悪くて……。

内海 速く振ろうという気持ちが強いと、どうしても握っているところに力が入りますから、手元だけ速く動いてしまいやすいんですね。そうすると、ヘッドがついていけなくてフェースが開いてしまうんです。

染谷 それでボールが右に出ちゃうんですね。

内海 「振る」という気持ちを少しだけ抑えて、切り返しのときにシャフトを「回す」イメージをプラスしてみてください。右手を使って、フェースが閉じる方向にねじる感じです。

染谷 この時点からフェースを閉じようと意識したことはなかったです。

横方向だけに力を使いすぎです

ヘッドスピードを上げようとすると、単に手元を横(目標方向)に引っ張ってしまいがち。それだと、ヘッドが振り遅れてフェースは開く。ダウンスウィングでは、手を振る動作に加えて、フェースを閉じる動作も行う必要がある

内海 右手でシャフトを回す動きがわかりにくい場合は、左右のグリップの間隔を離してボールを打つといいと思います。その動きができると、ハーフウェイダウン(ダウンスウィングでクラブが地面と平行になる地点)で、フェース面が地面のほうを向いて、背骨の傾きとほぼ平行になります。このポジションにクラブが収まると、インパクトできちんとフェースがスクエアに戻るので、思い切って振っていけるんです。

染谷 確かに、ボールがつかまる感じが強いです。

内海 それと、シャフトを回して下ろすと手元が流れなくなって、インパクトで上体の前傾が起き上がりにくくなります。アドレスで骨盤を少し前に傾けて構えると、股関節が使えて、さらに前傾角をキープしやすくなりますよ。

これで解決!
「切り返しでシャフトを
“回す”意識を持とう」

切り返しでシャフトを回しながら下ろす

ダウンスウィングで、ただ手を引き下ろすだけでなく、フェースを閉じる方向にシャフトを回す動きを入れる。この時点からフェースを閉じ始めることで、インパクトで確実にフェースをスクエアにできる

フェースと背骨がほぼ平行になる

Point
尻を突き出す感じで構える

アドレスで尻を突き出すイメージで、骨盤を前傾させて構える(写真)。股関節が動きやすくなり、スウィング中に前傾角をキープしやすくなる

Drill 1
スプリットハンドでボールを打つ

両手の間隔を離し、右手は親指と人さし指でつまむような感じで握る。この状態でボールを打つと、右手でシャフトを「回す」感覚がわかりやすい

週刊ゴルフダイジェスト2024年2月6日号より

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