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【シャンク撲滅!】#1 シャンクの原因は2つ。まずは自分がどちらのタイプかチェックしよう

ピンまで残り100ヤードの絶好のライからのウェッジショットが「ペチ!」と右の林に消えていく……。しかもシャンクは一度出るとしつこくつきまとうから厄介だ。ラウンド中の連発防止法と完全に撃退する練習法を教えてもらった。

TEXT/Yumiko Shigetomi PHOTO/Hiroyuki Okazawa THANKS/サンレイクCC

解説/小野寺誠

アメリカ仕込みの理論でプロやアマチュアを指導。ラウンドレッスンも数多く行っているためアマチュアの生態を知り尽くしている。70年生まれ、東京都出身

●CONTENTS●
1. まずはシャンクの原因を知ろう
2. ラウンド中のシャンクを防ぐ応急処置法
3. 家でもできる! シャンク撲滅ドリル

シャンクの原因は2つ

シャンクは“ネックに当たること”というのはわかっていても、どうしてネックに当たるのかわかっていない人が多い。

「シャンクが出る人は、クラブ軌道がインサイドアウトになっている場合が多いです。インサイドアウトに振ると、手元は体から離れていきやすいので結果、ネックがボールに当たりやすくなってしまうからです」

確かに持ち球がフック系になってきた頃から「ペチ!」が出るようになった……。

「それから、シャンク持ちのほとんどの人が手でフェースを返しています。フェースを返さずにハンドファーストに振るべきところを、インパクトでフェースを返しちゃうから手元がボール方向に近づき、ネックがボールに届いてしまうんです」

この2つの動きが起こる原因はレベルによって違うらしいのでまずはそれを把握しよう。

シャンクの原因1
クラブが体から離れていく

インサイドアウトだとクラブが体から離れていきやすいのでネックに当たる。左に振り抜ける人はシャンクは出ない

シャンクの原因2
フェースを返す意識が強すぎる

ハンドファーストの状態でインパクトを迎えられればフェースの芯に当たりやすい。だが、球をつかまえようとして手を返しすぎてしまうと手元が前に出てボールにネックが近づいてしまう

シャンク持ちは2つのタイプに分かれる
あなたはどっち派?

<タイプ1>上体が起きて右ひざが前に出る

下半身を使う意識はあるが腰の回転が止まってしまい、右足を前に蹴ってひざが出ながら上体が起きる人はわりと多い。左に振り抜くスペースがなくなるのでクラブが外に出ていってしまう(写真上)

<タイプ2>下半身が止まって手で当てにいく

下半身がほとんど使えない手打ちの人はフェースを返すため常にシャンクのリスクはつきまとう。右に体重が残っても(写真左)、左にスウェイしても(写真右)、腰が回らない限りシャンクが出るリスクがある

>>ラウンド中にシャンクが
止まらなくなったらどうすればいい?

月刊ゴルフダイジェスト2024年1月号より