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【徹底研究! 前傾キープ】#5「練習では“右のお尻を押し込む”意識を持っています」

引き続き、トップアマの髙𣘺雅也さんに、前傾姿勢をキープするために意識しているポイントを聞いてみた

TEXT/Daisei Sugawara PHOTO/Takanori Miki、Hiroaki Arihara、Shinji Osawa、Tsukasa Kobayashi THANKS/戸塚CC、嵐山CC、六甲国際GC、メトログリーン東陽町
※アマチュアのみなさんにはボランティアとしてご協力いただきました。

髙𣘺雅也さん(53歳・HC+1) たかはし・まさや。グラファイトデザインのツアーレップとしてプロを間近で見るトップアマ。日本シニアオープン2年連続ローアマ

●CONTENTS●
1. ミスの大半は前傾の乱れが原因だった
2. プロみたいなアドレスを作る3ステップ
3. 前傾キープ、最大の利点は「手打ち防止」
トップアマの前傾キープ術とは? ↓↓↓
4. 髙𣘺雅也さん①ルーティンの重要性
5. 髙𣘺雅也さん②「右のお尻を押し込む」
6. 小原淳さん「切り返しで左腰を少し開く」
7. 塩田美樹子さん「意識するのはお腹だけ」

左に振り抜きやすい体勢をつくる

コースでの反省点を練習場で直すという髙𣘺さん。では練習ではどこを意識しているのか?

「僕の場合、左に振り抜けないときに前傾が浮きやすい傾向があります。体が回らず、フォローで手元がターゲットのほうに高く上がるとダメですね。意識しているのは、ダウンスウィングで“右お尻を押し込む”ことと“左ひざを割る”こと。右のお尻を押し込めると左腰が回転しやすくなり、フォローサイドに手が通るスペースができます。それにプラスして左ひざを割る動きを入れると、より左サイドを広く使えるのでクラブを左側に振っていけるというわけです」

また、前傾を保つためにはリズムも大事にしていると髙𣘺さんは続ける。

「緊張する場面では不安な気持ちからスウィングが小さくなり、打ち急ぎやすい。なので、普段の練習から本番と同じ気持ちでスウィングするように心がけています」

練習で意識するポイント1
右お尻をグッと押し込む

右のお尻をダウンスウィングでフォロー側に強く押し込んでいくイメージを持てれば、左腰がしっかり回転するので、低い位置にクラブが抜けていく


左に振れれば、体が詰まらず前傾は崩れにくい

ダウンスウィングで体が詰まらず、左サイドを広く使えれば前傾をキープしやすい。左に振り切れずフォローで手元がターゲット方向に高く上がってしまうと、上体が浮く

練習で意識するポイント2
ダウンスウィングで左ひざを開く

右お尻の押し込みにプラスして左ひざを開く(割る)のも効果的。左ひざが開くことで、体の回転がよりスムーズになりクラブを左に振り抜きやすくなる

練習で意識するポイント3
背中を動かす意識を持つ

大きな筋肉を意識してスウィングすると手先ではなく上半身で回れるようになる。すると、左サイドを広く使えるようになるので自然と左に振り抜けるようになる

ここもPoint!
スウィング中のリズムも大切に

重いものをゆっくり振るイメージ

重いものを振るようなイメージで始動からゆっくり上げる意識を持つと、テンポが速くならずリズムが崩れにくい。練習でもラウンドと同じイメージでゆったり上げよう

ヘッドと手元を同時に動かす
同時に動かすと、スウィングアークが大きくなるので自然とリズムがゆったりしてくる。日頃から大きく振る意識づけをしておけば、ラウンド中もその感覚で振れるため前傾が崩れるミスを最小限に抑えられる

月刊ゴルフダイジェスト2023年12月号より