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【通勤GD】芹澤信雄「1番ホールの木の下で…」Vol.47 クラブの進化はアマチュアの味方! ゴルフダイジェストWEB

近年のゴルフクラブの進化は著しく、長さもヘッドサイズも大き<変化し、球が簡単に上がってつかまるようになり、曲がりにくくなった。この変化は、プロアマ問わず、ゴルファーに大きなメリットをもたらしたがその変化に対応できなかった選手もいるという。今週の通勤GDは芹澤信雄「1番ホールの木の下で…」。その第47回目。

【通勤GD】
通勤GDとは‟通勤ゴルフダイジェスト”の略。世のサラリーマンゴルファーをシングルに導くために、月曜日から金曜日(土曜日)までの夕方に配信する上達企画。ワンテーマを3回~6回のシリーズでお届け。帰りの電車内で、もしくは翌朝の通勤中、スコアアップのヒントを見つけてください。

芹澤信雄プロ
1959年生まれ。ジャンボ尾崎に「世界一パーパットが上手い」と評されたパットの名手。1987~2000年にツアー5勝。その後シニア1勝。飛距離優先時代をショットの質で生き抜く。チーム芹澤ゴルフアカデミー主宰。

新しい道具を積極的に取り入れよう

道具の進化は、アマチュアゴルファ—にとってはメリット以外ないと言っても過言ではないと私は思います。

パーシモン時代のドライバーは、いまのドライバーと比べると圧倒的に球が上がらずつかまりませんでしたから、どうやって球をつかまえ、上げるかという点に多くの時間を割かなければなりませんでした。

また、芯を外したときの球の曲がりも、いまとは比較にならない。それが、いまはちよっとくらい芯
を外してもフェアウェイに球が残ってくれますし、簡単に球が上がる。

この進化が、ゴルフを圧倒的にやさしくしたことは間違いありません。私自身は、新しい道具もあまり抵抗なく受け入れられるほうで、UTなども積極的に取り入れましたが、弾道のイメージだけはなかなか修正できず、苦労しました。

10年ほど前、契約クラブメーカーのテストフィールドで新しいドライバーをテストした際、ボールの弾道データを見たフィッターの方に「いまよりもロフトを1.5度増やせばもっと飛距離が出るよ」と言われて試してみたことがあります。

実際、ロフトを増やしたほうがキャリーが出て飛距離も明らかに伸びていたのですが、低いライナーボールでゴルフを覚えた僕には、高い弾道が気持ち悪くて、どうしてもイメージが湧かず、結局飛距離を諦めて元のロフトに戻したという経験があります。

今の大型ドライバーは高弾道が合う。その弾道に慣れること

いま思うと、僕にその辺の適応力がもっとあれば、シニアツアーでもう少し活躍できているかもしれませんね(笑)。

皆さんは食わず嫌いや変なこだわりは捨てて、新しいものを積極的に取り入れてほしいですね。それはゴルフ寿命を延ばすことにもつながります。

私が言うのもなんですが、顔や振り心地などは、使っていれば慣れます。とにかく入り口を閉ざさず、新しいものにどんどんトライすることが重要ですよ。

進化した道具に合わせたスウィングをしよう

【ケース1】飛び系アイアンは少しフラット軌道で

飛び系のやさしいアイアンは、重心が深<低くなったが、それにともなって重心距離も伸びた。これ
を上手く打ちこなすには従来よりも「横なぐり」のイメージでフラットに振ったほうがいい。

【ケース2】UTを活用して長い距離をやさしく

ユーティリティは、ロングアイアンの距離を、ミドルアイアンよりもやさしく打てる「魔法の杖」。
構えた顔や形に抵抗を感じても、がんばっで慣れるまで使うべきだと芹澤プロは言う。

「ユーティリティはマストアイテムです」

【ケース3】ドライバーはアッパーで飛ばす

最近のドライバーは、高打ち出し・低スピンの球を打ちゃすい。そのため、昔よりもややアッパ一な軌道で球をとらえたほうがクラブの性能を引き出しやすく、飛距離を出しやすくなっている。

「ヘッド・ビハインド・ザ・ボールでアッパー軌道」

月刊GDより

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