Myゴルフダイジェスト

  • ホーム
  • 週刊GD
  • 「興味はあるが“始め方”がわからない」ゴルフ未経験者のためのスクールを東北ゴルフ連盟が8月から開講

「興味はあるが“始め方”がわからない」ゴルフ未経験者のためのスクールを東北ゴルフ連盟が8月から開講

コロナ禍で増加したゴルフ人口の維持、または“2025年問題”を前に各団体が対策を打ち出しているが、東北ゴルフ連盟の普及活動とは──。

2025年問題とは、団塊世代の多くがゴルフからリタイアするであろう年で、ゴルフ人口が急激に減少する危機のこと。この対策をどうするかである。

東北ゴルフ連盟は1966年、東北6県の25クラブで結成され、主にジュニア世代のゴルフ普及活動を行ってきた。それが「Letʼs Play Golf」のキャンペーン名で、初めて18歳以上のゴルフ未体験者のためのスクールを開講する。

その経緯を同連盟事務局長の後藤博城氏は、「コロナ禍で多くのゴルフ場がにぎわっていますが、このまま好調が続くとは思えませんし、25年問題もあります。改めて市場調査をすると、20~30代の未経験者のなかに“興味はあっても始め方がわからない“人が多いと。こういう層を引き込まないとゴルフ界の明日はない、ということです」。

開催期間は今年8月1日~。受講対象者は18歳以上でラウンド経験のない者。受講料は無料だが、登録料として2200円(税込)が必要。スクールは1組5~6名で、1回60分のレッスンを基本2カ月以内に4回受講する(修了時には2000円分のプリペイドカードを進呈)。会場となる東北6県の練習場は、各県のゴルフ連盟で選定し、決まり次第、同連盟のホームページにて案内する。スクールには受講生1人あたり6000円の助成金が支給されるという。

各練習場のインストラクターが日本ゴルフ協会作成の冊子で指導し、クラブの握り方からスウィングの基礎、ラウンド時のエチケットやマナーの知識を教える。

今後の展望については、「23年以降も実施を予定しています。また受講者にゴルフを継続してもらえるように、ラウンドデビューのサポートや、初心者が楽しめるコンペなども企画していきたい」(前出・後藤氏)

どうやら本気モードのよう。

週刊ゴルフダイジェスト2022年7月19日号より