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【ギア選びのウソホント】Vol.110「単品ロングアイアンを選ぶときはシャフト重量にも気をつけよう」

「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説!

前回のお話はこちら

セットのアイアンの上に単品アイアンを入れるときの注意点ですが、まず「イメージよりも実を取ってほしい」です。

ここでいう”イメージ”というのはヘッドに対する”思い込み”です。たとえば、シャープなフォルムのキャビティバックを使っているゴルファーであれば、フルキャビティのヘッドの大きさには若干の抵抗があると思います。

たとえ、そうであっても、フルキャビティの5Iの結果が良ければ、そのクラブをオススメしたいです。何度もお伝えしていますが、”スコアを良くするためのクラブ選び”が重要だからです。

もうひとつは、シャフトの重量です。セットアイアンには純正シャフトとして、80~90グラム台のスチールシャフトが装着されているのが一般的ですが、そのシャフトであれば、5Iは10~20グラムの範囲で軽くしたカーボンシャフトを試していただきたいと思います。

たとえば、90グラム台の軽量スチールが挿さっているセットアイアンであれば5Iは70グラム台のカーボンといった感じです。

なお、もしここで50グラム台のカーボンを挿した5Iのほうが結果がよければ、セットアイアンのシャフトを70グラム台のスチールにリシャフトしたほうがいいかもしれません。

ちなみに、5Iの一番手上のクラブとの重量フローにも注意してくださいね。

堀越良和

ほりこしよしかず。週刊ゴルフダイジェストで試打レビューを続けて約四半世紀の「キング・オブ・試打」

週刊ゴルフダイジェスト2022年11月8日号より