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【マイギアを語ろう】石坂友宏「打感が軟らかく、潰して飛ばせる」新エース候補は『ステルス グローレ』

自身の道具へのこだわりを、プロ自らが語る連載「マイクラブ マイギアを語ろう」。今回は、6月にツアー人生初のアルバトロスをマークするなど、存在感を増している石坂友宏のセッティングに注目!

TEXT/Hikaru Togawa PHOTO/Hiroyuki Tanaka THANKS/安中ジャンボゴルフセンター

石坂友宏
1999年9月21日生まれ。2014年「関西ジュニア」、2018年「関西アマ」優勝。2019年「日本オープン」でローアマを獲得後、プロ転向。2020年「ダンロップフェニックス」ではプレーオフで惜しくも2位

ステルス グローレの飛びと打感にぞっこん

昨年は『SIMグローレ』、今年は春先から『ステルス プラス』のドライバーを使用していた石坂友宏。だが、秋になって最新モデル『ステルス グローレ プラス』がエースになるかもしれない、という。

「クラブに対するこだわりはあまりないのですが、打った感触に対して弾道が合っているかどうか、が重要ですね。飛距離やスピン、高さなどのデータも見ながらですけど。例年、気温が下がってきて体が動かなくなってきたら、やさしいクラブに変更しています。体の変化に合わせたクラブ選びですね。時季によってのクラブ変更は、どのモデルも2、3タイプのヘッドがラインナップされているのでやりやすいんです。『あるものは使わないともったいない!』と思って基本全部試します。メーカーの担当の方と相談しながら、提案されたものは頭に入れて、機会を見て打っています」(石坂)

『ステルス グローレ プラス』も『ステルス プラス』より打感が軟らかく感じられ、やさしいイメージだという。

「カーボンフェースは気に入っています。雨のラウンドだと多少フェースは滑るものですが、これは滑りません。打感は『SIMグローレ』より軟らかい。『ステルス プラス』よりもさらに少し軟らかい感じで、一瞬ボールを潰してから、速く飛び出していくイメージ。距離がよく出ています」

ドライバー
ただいま絶賛テスト中!

フェアウェイウッド
飛ばす3Wとほどよく止まる5W

テーラーメイド「ステルス プラス」

「3Wは2オンを狙えるよう、高い球でランを抑えつつ飛ぶものが理想。少しつかまえたいのでシャフトは『CQ』に変更。5Wはロフトを1度立てて18 度に。つかまりすぎを防ぐため、シャフトは先が動かない『DI』です」(写真のシャフトとヘッドは3W)

アイアン
長い番手はスピンより高さでラクに止めたい

ウェッジ
58度が生命線

テーラーメイド「ミルドグラインド3」

「ウェッジは昔から好きで得意。どんな場面でも58度でカバーできる自信があるので、52度は1度立ててPWとの飛距離の差を調整。変に迷わないよう、60度などは入れていません」

「あと200回転スピンが抑えられれば完璧」

現在のエースドライバー『ステルス プラス』と比べると、調整が足りないぶん少し飛んでいない、と石坂。

「『ステルス グローレ プラス』のスピン量は2700回転ぐらい。自分は2400〜2500回転が理想だと思っています。あと200回転減らせれば、試合で使えます」

方法としては、カチャカチャ機能でロフトを立てたり、シャフトを交換したり。

「ロフトは0.5度立てて9度に。それでもよく上がります。シャフトは『ツアーAD VR』のXから、最新『CQ』のSの半インチチップカットを試しています。カチャカチャはシャフト交換も簡単なので、すぐにいろいろ試せていいですね」

カチャカチャで調整しやすくなった

SIMグローレにはなかったホーゼルのスペック可変機能を搭載した『ステルス グローレ プラス』。ロフト角とフェース角の調整で、打点や打ち出し角度、スピン量も、より理想に近づけられそうだ

スムーズに移行できそう

腰を痛めてからドローになりがちというが、本来はフェードヒッター。右に逃げないつかまり具合と、閉じているように見えないヘッドが好みだという。「『グローレ』シリーズのつかまり具合、飛距離の出方が好き。『ステルス グローレ プラス』はカチャカチャ機能でロフトを立てるとフェースが少し開いて見えるようになるので、すごく構えやすい」

石坂友宏の14本セッティング

月刊ゴルフダイジェスト2022年12月号より

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