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【チャン・キム】国内ツアー一番の飛ばし屋。低スピン仕様のドライバーで310㍎、3番ウッドは290㍎。マッスルバックの3番アイアンは260㍎

2019年の賞金ランキングは4位、ドライビングディスタンスでは1位を獲得したチャン・キム。ツアーきっての飛ばし屋、日本オープンにも優勝した、キム選手のクラブセッティングを覗いた。

チャン・キム/1990年生まれアメリカ出身。16、17、19年の国内ツアードライビングディスタンス1位。飛距離だけではなく、トータルバランスに優れ、通算4勝

飛ばしキングの「G410 LST」低スピンドライバー

2017年の終盤から腰痛に悩まされ、18年は試合どころか練習すらまともにできない状況だったことを考えると、見事なカムバックを果たした。復活の影には自信を取り戻したドライバーショットがあった。

「思っている弾道が打てるようになり、球筋が好調の時に戻ってきました。僕はヘッドスピードが速く、もともとスピンが多いスウィングなんです。今使っているクラブは低スピンで飛んでくれるので、思い切り振っても吹き上がることがなく、安心して振れます」

キムの飛距離を支えるピン「G410 LST」。理想とするスピンと打ち出し角を実現してくれる

昨年から使用しているシャフト、フジクラの「ベンタス」も復活に一役買っている。

「米国仕様のシャフトです。素直にしなってくれるので、とても安定感があります」

粘り系の操作性の高い。スピン量を減らして飛距離アップを狙える、ハードヒッター向けのシャフト

日本オープンでは狭く難しい古賀GCを飛距離でねじ伏せたが、その後、フェアウェイウッドのシャフトもベンタスにチェンジ、ドライバー以外のクラブの精度アップも図った。

2020シーズンの目標は賞金王。さらに、海外メジャーでの活躍も誓う。チャン・キムの飛距離は間違いなく世界トップレベル。日本で技術を磨き、再び世界に挑む。

290㍎の3番ウッド「G410LST」ロフトは14.5度

操作性に優れたマッスルバック「ブループリント」

「アイアンはとにかく運ぶように打ちたい。だからコントロールしやすいモデルが大事。ブループリントはとても扱いやすくて気に入っている」

鋳造アイアンが伝統のピンが造った、鍛造マッスルバック

課題のグリーン周りは52・56・60度の3本体制

ウェッジは3本体制。「グリーン周りの精度を上げることが課題」と重点的にアプローチに取り組む

真っすぐシンプルに動く「シグマ2 VALOR」

3番アイアンから入るのは、パワーヒッターならでは

PHOTO/Shinji Osawa

週刊GD2020年1月28日号より