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石川遼が試打&解説! 「ニューEPICは“ただ飛ぶ”だけじゃない!」【ギアラボ】

月刊ゴルフダイジェスト
2021.01.22

先日発表されたキャロウェイの最新モデル・ニュー「エピック」シリーズ。これまでの、ヘッド内部の「2本の柱」が、「フレーム」構造になったことが明らかになったが、その効果とは? 歴代モデルとの比較から中身を徹底分析するとともに、実際に打ってみてその進化を検証。キャロウェイを知り尽くす石川遼がテスターを務めた!

PHOTO/Hiroyuki Okazawa、Hiroaki Arihara

発表前にスクープされたソールの画像を見ると、4つの柱があるように思われたが……
フタを開けてみると、柱どころかフレーム状の構造へと進化していた。果たしてこれにはどんな効果が?

「エピック」が行きついた飛びの新理論
“ヘッドのたわみすぎは飛ばない!”

2017年に登場したのが、インパクト時にクラウンとソールがたわむことによって発生するエネルギーロスを2本の柱によって抑制し、フェースのたわみによる反発効果を最大化させた「GBBエピック」。ヘッド全体をたわませ、反発効果を上げて初速をアップさせるというトレンドを見事にぶち壊し、驚異の初速性能でゴルファーを驚かせた。

次に登場したのが「ローグ」。2本の柱は砂時計型となり、飛びにやさしさをもたらした。そして「エピックフラッシュ」。AIがデザインした「FLASHフェース」が注目されたが、この力を生かすのも「JAIL BREAK テクノロジー」があってこそのものだった。その飛びは「マーベリック」へと受け継がれ、ついに柱は進化する。

その名も「JAILBREAK AI スピードフレームテクノロジー」。

一般的なドライバーと比較して、クラウンとソールのたわみ量が20%減少、そのエネルギーをフェースに注ぎ込むことで、より安定した高いボール初速を生み
出す。かつてないほどの飛距離性能、その飛びは2021年の話題をさらうことだろう。

「初代エピック」から4年
キャロウェイドライバー進化の系譜

石川遼が新エピック3モデルを徹底試打!
それぞれの特徴が見えてきた

今回の「新エピック」シリーズのドライバーには、「エピックスピード」「エピックMAX」「エピックMAX LS」の3つのモデルがラインナップされている。

「エピックスピード」は最もオーソドックスなタイプ。「エピックMAX」は投影面積が広く、寛容性の高いモデル。そして「エピックMAX LS」は、投影面積は大きめながら、スピン量を抑えたモデル。この3モデルを、ギアにはめっぽううるさい石川遼が比較試打。果たしてそれぞれどんな特徴を持っているのか。

<EPIC SPEEDドライバー>
「操作性がよく狭いホールでも振り切れる」

<EPIC SPEEDの特徴1>
重心距離が短くヘッドをターンしやすい
「エピック スピード」は、フェースにボールが乗る感じがして、音が静かで打感が軟らかい。ヘッドを返しやすくて、つかまり感もありますね。

<EPIC SPEEDの特徴2>
中弾道で伸びのある球になる
中弾道で前に行くボールが打てますね。でも打ち出しから高く上がってくれます。打ち出しから高い球が好きな人にいいと思います。

<EPIC SPEEDの特徴3>
ヘッドが小ぶりに見えて構えやすい
「スピード」は上級者やプロが好む顔ですね。ちょっとトウの部分が逃げているんですよ。これが左に行きにくいなというイメージも出しています。

<EPIC MAXドライバー>
「絶対右に行かないハイドロー設計」

<EPIC MAXの特徴1>
出球から左へ向かうほどのつかまり性能
出球から左に行くほどつかまりやすい。だからフェードも打ちやすいです。右にスッポ抜ける人、スライスに悩む人にもいいでしょう。

<EPIC MAXの特徴2>
ビッグキャリーが簡単に打てる
重心が深いおかげで、キャリーが出てくれますね。ランよりもキャリーが出なくて悩んでいる人にぴったりのドライバーじゃないですか。

<EPIC MAXの特徴3>
投影面積が大きく安心感がある
ヘッドの後ろが長くて、やさしく、上がりやすい。投影面積が大きくて見た目にも安心感があります。つかまりがいいぶん、スピンは少し入りますね。

<EPIC MAX LSドライバー>
「フェアウェイセンターにど真っすぐ飛ぶ」

<EPIC MAX LSの特徴1>
スピンが少なく強い弾道
球が強いです。僕の好きな中弾道で前に行く球が出てくれる。キャリーが出るので無理やり高い球を打ちにいかなくてもいいですね。

<EPIC MAX LSの特徴2>
スクエアに構えやすいフェースライン
シャフトとフェース面のラインが本当に真っすぐなんですよ。これはストレートネックのアイアンに近いかな。だからとても構えやすいです。

<EPIC MAX LSの特徴3>
直進性が高くショットが安定
ミスヒットしても左右に曲がりにくく、意図的にも曲げにくいクラブ。直進性が高いですね。僕の中では出球がとても安定するドライバーです。

「新エピック」は
よりつかまって強い球になる!

チタン製でありながら軽量のボディは、モデル別に最適な重心位置を実現。トライアクシャル・カーボンを採用する面積が増えたことで、クラウンがさらに軽量化。ソールのトウ側にもトライアクシャル・カーボンを採用することで、重心位置をさらに最適化することに成功した。

またフェースに関しても、AIが新たに設計した「FLASHフェースSS21」が、これまでにないボールスピードを実現。

内部のフレーム構造に加え、これらのテクノロジーを投入することで、より球がつかまり、強い球が出る石川遼も納得の高性能ドライバーが誕生した。

歴代モデルと比較して実感
「290Y先の1Y幅までコントロールできる!」

新しい「エピック」がどれだけ凄いのか、石川遼にキャロウェイの歴代クラブ振り返り比較してもらった。

(初代の)「GBBエピック」は初速があまりにも速くて驚きました。初速が速いドライバーのブームをつくったのは間違いなく、あのクラブ。飛距離性能はものすごいものがあったなと。打感が少し硬めで、球離れが速かった。

「ローグ」は今思えば「サブゼロ」とか、ぶっちゃけ使いたいなと思うくらいですよ。心地よい打球音と飛びがよかった。でも自分の調子が悪くて替えることができませんでした。

「エピック フラッシュ」は音と打感が理想的で、ボールがフェースにくっついている感じがして、球離れと打感が向上しました。とくに「トリプルダイヤモンド」と出合ってからは3勝できましたし、あのクラブのおかげでドライビングディスタンスで初めて平均300Y台に乗りました。

「MAVRIK」は打感がより向上しましたね。弾き感がそこまで激しくないのに、初速が出る。そして「440」の存在が大きいですね! 見た目だけでなく振ったときの振り感がいい。素直にフェース面がシャフトについてきてくれて、遅れたりすることが一切なかった。いまでも信頼できるクラブです。

今回はまず「エピックMAX LS」をテストしましたが、大好きな「MAVRIK」の打感を圧倒的に上回っていて、データ的にも自分のいままでのドライバーにはなかった要素が詰まっている。びっくりしましたね。

ドライバーだけじゃない
新エピックはFWも凄かった

2本の柱が「刀」になりドライバー並みの反発性能を手に入れた

新エピックのFWは「エピックスピード」「エピックMAX」の2モデルがラインナップ。ドライバーは柱がフレーム状になったが、FWは柱の形状が刀のようなブレード型に(JAILBREAK AI ベロシティブレード テクノロジー)。さらに、2本の柱の間隔が広くなったことで、たわみ量を増加させ、高初速を生み出している。

<EPIC SPEEDフェアウェイウッド>

<EPIC SPEED FWの特徴1>
ラウンドをつけボール初速をアップ
「MAVRIK」の「STD FW」よりフェース下部にラウンドをつけることにより、速いボールスピードを実現している。

<EPIC SPEED FWの特徴2>
重心が浅くスピン量が安定
重心を浅く、低く設定することで、スピン量を抑えながらも、適正なスピンで飛距離を伸ばす。

<EPIC SPEED FWの特徴3>
フェースはC300マレージング
AIがデザインしたC300マレージング製の「FLASH FACE SS21」。芯が広く、反発性能も高い

<EPIC MAXフェアウェイウッド>

<EPIC MAX FWの特徴1>
角ばったリーディングエッジでボールを拾う
「MAVRIK」のFWを踏襲した角ばったリーディングエッジ。ボールが拾いやすく、フェース下部でも反発力が高い。

<EPIC MAX FWの特徴2>
ドローバイアスで球がつかまる
フェースが返りやすく、ボールがつかまりやすい重心設計。右へのミスを防ぎ、強い球を生む

<EPIC MAX FWの特徴3>
ドライバーと同じ反発性能を実現
フェースには「スピード」と同じく「C300マレージング鋼」を採用(#+3、#3、#4、#5)。スイートスポット、反発エリアともに広い。

LINEUP

EPICドライバー

EPIC SPEEDドライバー

浅重心なのに打点がバラついても大きく飛ばせる。ジョン・ラームが使うのはサイクロン・ヘッドシェイプを採用したコチラのプロトタイプ
●ヘッド体積/460cc
●ロフト角/9度、10.5度
●シャフト/Diamana 50 for Callaway(R、SR、S)ほか
●価格/7万7000円(税別)より

EPIC MAXドライバー

ボールがつかまり、低重心。スピンを抑えた飛びが魅力。ペリメーターウェイトで好みの弾道にチューニングできる
● ヘッド体積/460cc
●ロフト角/9度、10.5度、12度
●シャフト/Diamana 40 for Callaway(R、SR、S)
●価格/7万7000円(税別)

EPIC MAX LSドライバー

最大級の慣性モーメントで、ボールのつかまりすぎを嫌うプロ、上級者におすすめのモデル
●ヘッド体積/460cc
●ロフト角/9度、10.5度
●シャフト/TENSEI 55 for Callaway(SR、S)ほか
●価格/7万7000円(税別)より
CALLAWAY SELECT STORE 限定製品

EPICフェアウェイウッド

EPIC SPEEDフェアウィウッド

ドライバー並みの反発性能! 驚きのボールスピードで飛ばせる
●番手/#+3(13.5度)、#3(15度)、#4(16.5度)、#5(18度)、#7(21度)
●シャフト/Diamana 50 for Callaway(R、SR、S)ほか
●価格/4万2000円(税別)より

EPICフェアウェイウッド

EPIC MAXフェアウェイウッド

つかまりのいいヘッドで飛びもやさしさもMAX!
●番手/#3(15度)、#5(18度)、#7(21度)、#9(23度)、#11(26度)
●シャフト/Diamana 40 for Callaway( R、SR、S)ほか
●価格/4万2000円(税別)より