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【ギア選びのウソホント】Vol.95 パターのシャフトも“軽・硬”がいい!?

「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説!

前回のお話はこちら

今年の全米オープンの最終日、マシュー・フィッツパトリックとウィル・ザラトリスのマッチプレーのような試合は面白く見ていましたが、試合全体を通すと赤いパターシャフトを使用する選手が多いことが気になりました。この赤いシャフトはオデッセイ『ストロークラボ』です。『ストロークラボ』といえば、黒モデルが一般的だと思いますが、21年から赤モデルも発売され、黒モデルと比べてカーボン部分が長く、軽・硬のシャフトになっているようです。このシャフトを見ていたら、かつて1980年代に流行ったプレシジョンのウェッジ用シャフトをピン型ヘッドのパターに挿していたことを思い出しました。

考え方はいたってシンプルで、芯を外してインパクトした場合、ヘッドスピードが遅いパットでもシャフトが軟らかいとボールの重さに負けて、方向がズレることがあります。硬いシャフトであれば、その方向のズレが抑えられるのです。とくにショートパットのときにこの傾向は強く感じられました。その流行もマレットタイプが出始めて消えていきましたが、『ストロークラボ』はマレット全盛のいまの最新技術で作られているシャフト。来週はもうひとつのメリットをお伝えしたいと思います。

パターシャフトも進化しています

堀越良和

ほりこしよしかず。週刊ゴルフダイジェストで試打レビューを続けて約四半世紀の「キング・オブ・試打」

週刊ゴルフダイジェスト2022年7月19日号より