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【シェーン・ローリー】全英オープン覇者のクラブセッティング。風に強いスリクソンのドライバーとアイアン型ユーティリティ

2019年、ロイヤルポートラッシュで全英オープンチャンピオンに輝いたシェーン・ローリー。アイルランド出身メジャーチャンピオンの最新クラブセッティングを覗いた。

1987年生まれアイルランド出身。2015年WGCブリヂストンインビテーショナルで米ツアー初優勝。2019年、地元に近いロイヤルポートラッシュでの全英オープンで優勝。世界ランク19位(2月26日現在)

メジャー覇者のドライバー
スリクソンZ585

2019年のシーズン前半、S・ローリーのバッグには、キャロウェイの「エピックフラッシュ サブゼロ」ドライバーが入っていた。

「全英直前になってそれをスリクソンZ585に替えたらドンピシャにはまったんだ。夢だったメジャー制覇をすることができた。なぜいいかって? 強いて言えば直感だね。感覚派だから振ってみて好きなものは好き。そうでないものは使えない。その辺ははっきりしているよ」

シャフトはディアマナホワイト・70X。ヘッドとの相性がバツグンだとローリーは話す。

ディアマナホワイト

「素直にしなってくれるから、インパクトのタイミングが狂わない。ヘッドもコントロールしやすく振りやすい。ヘッドとシャフトの相性がすごくいい」

ウェッジは51度と58度
クリーブランドRTX4

ウェッジ本数を増やす選手が多いなか、ウェッジは51度と58度の2本。

「50度を1度開いてもらった。この2本でフェースを開いたり閉じたりしていろいろな球筋を打ち分けている。どんなライでも対応できるよ」

ローリーは一見、強面だが素顔は「タイガーに憧れている」32歳のナイスガイ。ちなみに髭は妻の好みで「剃らせてくれない」と苦笑い。

風に強いアイアン型UT
スリクソンZユーティリティ

フェアウェイウッドは、3Wが1本。その次は2番と3番アイアン型ユーティリティ、いずれもスリクソンZ U85。

海風の強いリンクス育ちのプレーヤーらしく、球の上がりやすさよりも、風に対する強さ、操作性を重視している。

アイアン型UTを2本、「ウッドよりも球の操作性がよく、使い勝手がいい」と話す

スリクソンZ U85 軟鉄鍛造製中空ヘッド+ワイドソール

3WはテーラーメイドM6かM4
状況に応じて選択

練習日はテーラーメイドのM4とM6の2本の3Wを入れる。自身の調子やコースによって使うほうを決めていく

アイアンは4番から、スリクソンZ785

グリーン上はオートマチックに
エクソー2ボール

リンクス育ちの技術が
活かせる14本

PHOTO/Tadashi Anezaki

週刊ゴルフダイジェスト2020年3月10日号より