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【ギア選びのウソホント】Vol.81 「FWとUTがうまく打てない。シャフトの重量が原因かも」

「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説!

前回のお話はこちら

量販店やメーカー直販店でしっかり試打した後に購入したフェアウェイウッドやユーティリティをいざコースで使ってみると、「なぜかわからないけど、試打したときよりもミスが多い」と感じている読者は一定数いるのではないでしょうか。というのも、最新のFWやUTの純正シャフトはドライバーシャフトと同じ重量帯が多くなっており、そのデメリットが出ていると思うのです。

FWやUTを単品で考えた場合、「シャフトが軽い=クラブが軽い」ので、ヘッドスピードが上がり飛距離が出るメリットはあります。しかし、14本のセッティングで考えると、この軽さにより「振り心地」が変わってしまい、同じようにスウィングできなくなります。

ご存じのようにクラブというのは1Wからウェッジまで番手が下がるごとに短くなっています。物理の法則から、同じ重量だった場合、長いものは振りにくく、短いものは振りやすくなるので、長いクラブの重量を軽くすることで、振りやすくし、振り心地を揃えているのです。もちろん、メーカーもそのことは熟知していると思いますが、前述のように、1WとFWやUTの純正シャフトが同じ重量帯になることが増えています。この件についての私見を次回、お話しさせていただきます。

UTは1Wより20g前後は重いシャフトにしたいですね

堀越良和

ほりこしよしかず。週刊ゴルフダイジェストで試打レビューを続けて約四半世紀の「キング・オブ・試打」

週刊ゴルフダイジェスト2022年4月5日号より