【ギア選びのウソホント】Vol.63 フィッティングを受けるのに技量は関係ありません
「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説!
第50回目のシャフトから、ボール、アイアン、ドライバー……と12回にわたってフィッティングについて話してきましたが、今回はまとめをしたいと思います。そもそもスコアを良くするには自分に合ったクラブでラウンドすることが大事ということに異論がある方は少ないと思います。そして、誰もがショップやネットでそのことを念頭に置いてクラブを購入するでしょう。しかし、自分に合ったクラブを自分だけで見つけるのはプロでも難しく、専門家の客観的な目を入れることで、より自分と相性のいいクラブを選ぶことができる、それがフィッティングなのです。
ちなみに、よく生徒さんたちから「どれくらいのレベルからフィッティングを受けるのがいいのですか」と聞かれますが、フィッティングでは「いまの自分に合ったクラブ」が見つかるので、どのレベルでも大丈夫です。私がオススメしたいのは“本気でゴルフに向き合おうと思ったとき”です。それは競技に出るとかプロを目指すとかそういったことではなく、壁を感じ、そこからスコアを縮めたいと思ったときです。人それぞれ壁はありますので、それが100切りかもしれませんし、シングルになるかもしれません。ぜひフィッティングを受けてみてください。
堀越良和
ほりこしよしかず。週刊ゴルフダイジェストで試打レビューを続けて約四半世紀の「キング・オブ・試打」
週刊ゴルフダイジェスト2021年11月23日号より