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【マイギアを語ろう】シャフトはあえてハードな「ベンタス ブラック」吉田優利の14本

自身の道具へのこだわりを、プロ自らが語る連載「マイクラブ マイギアを語ろう」。今回は、今年初優勝を挙げた吉田優利。10歳から競技ゴルフを続けている吉田優利は、クラブ観を独学で磨いている。向上心から選ぶスペックとは?

TEXT/Hikaru Togawa PHOTO/Hiroaki Arihara THANKS/丸山ゴルフセンター

吉田優利
2000年4月17日生まれ千葉県出身。アマチュア時代には日本女子アマなどを制しナショナルチームの一員として活躍。今年の楽天スーパーレディースでツアー初優勝を果たす。今、もっとも勢いのある若手のひとり

こだわり仕様がプレーを支える

クラブはまず“顔”で選ぶという吉田優利。

「といっても、クセのない顔が好き。違和感なく構えられれば、ヘッドの大きさとかは気にならない。自分にとってやさしく見えればいいんです」

実はスペックや機能のほうが、選択肢が明確にある。

「アイアンはスピン量を見て決めています。しっかりかかるもの。いかにタテ距離のミスを少なくできるかが大事。でもマッスルだとしっかり打たないといけないと思って、力が入ってしまう。見た目はキャビティで、安心して打てるものを選びます」

成長する体の変化にも、スペックで“先回り”させる。「ドライバーのシャフトを3月に『ベンタス(黒)』に替えたんですが、ハードスペックに体を合わせていくのが狙いでした。トレーニングをこなしていけば、夏にはしっかりはまるかな、と」

狙い通り、見事に7月、9月の2勝に結び付けた。

ドライバー
構えた瞬間ナイスショットを予感させてくれる

ブリヂストン「ツアーB JGR」
ドライバーは「左へのミスが多いので、左に行きそうな顔は嫌い。それ以外で、初速とスピン量のいいものを選びました」と吉田。シャフトはハードな「ベンタス ブラック」。「左に行かないシャフトですが、選んだ理由は別。ハード気味のスペックに、トレーニングで体のほうを合わせていくため。夏場に向けての準備のつもりで替えました」

フェアウェイウッド
上がりやすくミスに強いのが好き

テーラーメイド「SIM2 MAX」

「地面から打つのに、球の拾いやすさ、高さの出しやすさは大事。あとはミスに強いもの。そこを求めています」

ユーティリティ
ラフからでも自信を持って振り抜ける

ブリヂストン「ツアーB JGR HY」
「アマ時代にツアーのラフに7番ウッドで対応できなくて。そこでU3に替えたらラフでも負けなくなりました」

アイアン
無理に難しいクラブは使わない

ウェッジ
グリーン周りは3本で攻略

ブリヂストン「Bリミテッド BRM」(48度)/「ツアーB XB-F」(52度、58度)
「PWと52度の間が30ヤード空いていたので、5番ウッドを抜いて48度を入れた」

パター
打感は硬くないとダメ!

オデッセイ「オー・ワークス ブラック2W」

「ピン型がずっと好き。元の『マイクロヒンジ』のインサートだと弾かないので替えました」

吉田優利の14本

月刊ゴルフダイジェスト2021年12月号より

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