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【コリン・モリカワ】クラブに求めることは、「正確に構えられるか」ということ

7月に行われた「ワークデイ・チャリティオープン」でツアー2勝目を挙げたばかりのコリン・モリカワ。彼の勝利に貢献したセッティングは?

コリンモリカワ/1997年生まれ。カリフォルニア州ロサンゼルス出身。ツアー通算2勝。2019年にプロ転向し、6試合目でツアー初優勝。今最も注目される若手選手

 

ツアー屈指の技巧派!

カリフォルニア州生まれの日系米国人だけに、日本人のファンも多いモリカワだが、クラブのこだわりを聞くと彼の体の中には日本人が持つ繊細な気質が受け継がれていることがわかる。

「飛距離や寛容性の高さは重要な部分ですが、最もこだわっているのはペイントライン(ヘッドの白いラインのこと)と座りのよさです。ショットの際に僕が大事にしているのがアライメントで、それをより完璧なものにするためにはこの2つの要素が欠かせないのです」

高弾道で低スピンになったおかげで以前よりも飛距離がアップ。ただ、コントロール性能の高さが使用するための最重要ポイントだ

 

モリカワの強さのベースとなっているのは精度の高いショット力だが、そこにも独自のこだわりがあるようだ。

「4番・5番は優しさ重視。6番からPWは球の高さを出すことよりも左右に曲げることができるコントロール性が重要だと考えています」

ショートゲームではイメージ力が必要になり、それを引き出してくれるのは顔のよさ。座りがよく、安心感を持てるものが好み

 

アマチュア時代はキャビティバックタイプのRSiのアイアンを使用していたが、プロ転向後にマッスルバックタイプのP730にチェンジしてからさらに球をコントロールできるようになったとのことだ。

構えたときの
顔の感じが大事

SIMは低スピンで高さも出せるので飛距離が大きな武器に。パー5でスコアを伸ばす確率を高めることに役立っている

 

これがあれば
ドライバーがいらず?

狭いホールでも躊躇なく打っていけるほど正確性の高いロングアイアン。飛距離はティアップすれば250㍎ほど出すことができる

 

操作性の高さが
ショット力の源

4番・5番とそれ以下でモデルを変えている。それぞれに必要な球筋と要素を明確に決めているだけにこだわりが強く出る部分

 

インパクトの感覚が
しっかり手に伝わる

できるだけシンプルにストロークするためにここでも構えたときの安心感を重視。構えたときにすでにスウィングは始まっている

 

操作性を重視した
セッティング

週刊ゴルフダイジェスト2020年8月25日号より