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【オノフ 赤 アイアン グローブライド】ボテッとしていないスタイリッシュな飛び系アイアン

GDライブラリ
2020.09.14

多くのクラブを手掛けてきた設計家・松尾好員は「クラブ選びは重心選び」と表現する。最新ギアを計測・分析するなかで、注目データをピックアップ。「ウソをつかない本当の顔」=「ヘッドデータ&クラブデータ」を読み解く。今回はグローブライドの「オノフ赤アイアン」だ!

オノフらしさを
追求した飛び系

日本の芝に合う強いグースネック形状で、球をつかまえやすく、ハンドファーストに当たりやすいというメリットがある

Point 1
バウンス角が2.9度と小さくスイープスウィングに向く
Point 2
重心深度が5.3㎜と深くミスに強い形状
Point 3
クラブ長が37.5インチと通常の6Ⅰの長さ

「ゴルフの本質をスタイリッシュに提案する上質な大人のゴルフ」を標榜するオノフ。ストロングロフト化が進むアイアン市場にオノフらしさをもって乗り込んだのが“赤 アイアン”。

通常、飛び系アイアンはソール幅を広くすることで、低・深重心を実現するが、美を追求するオノフにとって、それは許せない形状のため、ヘッドにタングステンウェートを内蔵する技術を採用。

また、芝から打つアイアンは実打点が芯より下部に来ることが多いことから、バックフェースに「パワートレンチ」というバーをつけ、フェースがもっともたわむ位置を低くすることに成功。飛距離が伸び、球が上がりやすくなった。

ネックが短いのでヘッドMOIが
2682ɡ・㎠と大きくならない

今回はアイアンということで、7Iを試打計測。クラブ長は37.5㌅と通常の6Iの長さだが、クラブ重量は378.2㌘と軽いため、クラブ慣性モーメントが264万g・㎠に抑えられ、1WのHSが40~41m/sくらいのゴルファーがタイミング良く振れる設計になっている。

ストロングロフト化とグースネックとが相まって、本来は球が低く出やすいが、内蔵されたタングステンウェートにより球は思ったより上がる

詳細を見ていくと、ヘッドはフェースが長く、かつフェース高も高いのでフェース面積が広い形状で、アドレスしたときに安心して構えられそうな印象だ。

また、フェースのトウ側がヒール側に比べて高いため、ややトウ寄りに球を置くとアドレスしやすそう。さらに丸いトップラインとグースネックで、球を包み込むイメージがある。ソールの幅は特別広いわけではないが、計測すると重心深度が深いので、ミスに強いアイアンといえる。

フェード系
弾道が打ちやすい

実際に試打してみると、やはり大きく見えるフェース面のおかげで打ちやすそうな安心感があり、強いグースネックで球をつかまえるイメージが出ている。純正カーボンシャフトのSRを装着した試打クラブは、スムーズなしなりと適度なしっかり感でインパクトの再現性が高いのが特徴。

最近流行のロフト角が25~26度の超ストロングロフトの7Iではないので、非力なシニアゴルファーでもフェアウェイから球をしっかり上げられる。

ヘッドの重心距離が40.1㎜と長く、ネック軸回りの慣性モーメントも6040g・㎠とやや大きいので、アベレージゴルファーによく見られる、打点がフェースのトウ寄りに外れても、当たり負けはしにくい構造だ。

ヘッドの返りが緩やかで、フェード系弾道が打ちやすい設計。スイートスポット位置が思ったよりも低いのはタングステンウェートのおかげ

フェース面は硬く、インパクト音も高いが、その分、球の弾きは良く、ソールのバウンス角が小さいため、強いダウンブロースウィングよりもターフをあまり取らないスイープなスウィングのほうがソールの抜けがいいだろう。

ネック軸回りの慣性モーメントがやや大きく、その特性を生かした緩やかなヘッドの返りを利用して、安定したストレート~フェード系弾道が打ちやすいやさしいアイアンと言えるだろう。

ショットアベレージを
上げたいゴルファーに

試打クラブスペック/28度 + 標準 SMOOTH KICK MP-520I・SRシャフト
ヘッド素材/高強度AM355P(5Ⅰ~9Ⅰ)&タングステンウェイト(5Ⅰ~8Ⅰ)、
ソフトステンレス(PW)
ロフト角/28度
ライ角/62度
長さ/37.25㌅
シャフト/SMOOTH KICK MP-520 I(SR)
総重量/約375g
価格(税別)/11万円(6I~PW・5本セット)
※メーカー公表値

オノフ赤アイアン

週刊ゴルフダイジェスト2020年9月22日号より