【FWの新定番は3HLと7W】<後編>FWが得意になる!? やさしく飛ばせるモデルはコレだ!
週刊ゴルフダイジェスト
FWの定番3Wと5Wの組み合わせ。しかし、近年プロでもこの定番の2本の組み合わせに変化が起きている。3HL(4W)と7Wを入れるツアー選手が増加傾向にあるのだ。前編に続き、最新モデルの3HLと7W のセットをプロに打ってもらった。
PHOTO/Yasuo Masuda THANKS/クレアゴルフフィールド


解説/堀越良和
豊富な試打経験に裏打ちされた知識と試打技量から大手メーカーのシャフトやヘッドの開発に携わる、“キング・オブ・試打”。クレアゴルフフィールド所属
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- フェアウェイウッド(FW)の定番3Wと5Wの組み合わせ。しかし、近年プロでもこの定番の2本の組み合わせに変化が起きている。3HL(4W)と7Wを入れるツアー選手が増加傾向にあるのだ。今回、最新モデルの3HLと7W のセットをプロに打ってもらった。 PHOTO/Yasuo Masuda THANKS/クレアゴルフフィールド 解説/堀越良和 豊富な……
打ってみて驚いた
2つのモデル
続いて、堀越プロが選んだ、やさしく打てる3つのモデルを紹介しよう。
初めに、「ゼクシオ14」。
「4Wはゼクシオの代名詞であるやさしさが生きやすい番手だと思います。16.5度とは思えない高い打ち出し角で、高弾道。加えておそらく歴代のゼクシオのなかでも、突出して初速も出るので、今回飛距離が出るクラブ(前編)のほうに選出するか、迷ってしまうくらいでした」
2つ目がキャロウェイ「クアンタム ミニバフィ」と「ミニスピナー」。
「半インチ~1インチ短い設計なので、ラクに振り抜きやすいのは想像通り。意外だったのが、他のクラブと打ち出し角やキャリー、飛距離が変わらないという点。短さを補う重心の深さとシャローな(フェース高が低い)フェースが球を払いやすく、やさしいモデルになっています」
3つ目がピンの「G440 MAX」。
「芯を外したと思っても、高い打ち出しからしっかり球が上がり、ミスヒットに強い。それでいて、適正なスピン量が入ってくれるので、グリーンを狙いやすいのは間違いないです。市場で人気の理由が実際に打ってみて納得できるモデルでした」
やさしく打てる3モデル
ダンロップ ゼクシオ14 4W(16.5度)&7W(20度)


素材:マレージング鋼(ボディ) HT1770M(フェース)
寛容性と飛距離性能を兼ね備え、堀越プロの評価は高かった。「クラブが軽いので、無理をしないでいい安心感があります。4Wは力まなくても、高初速でかつ飛距離を生み出せる。7Wはロフト20度ですが、球が上がりやすく、打つのが楽。よくできたモデルですね」
キャロウェイ クアンタム ミニバフィ(17度)&ミニスピナー(21度)


素材:17-4ステンレススチール+ トライアクシャル・カーボンクラウン(ボディ) マレージング鋼C300(フェース)
短尺で話題のモデル。「短くて、振り抜きやすいです。大きめのヘッドで、重心が深く、シャローフェースで球が上がる。通常のモデルより短いので、構えただけで当たりやすそうな安心感を得られます。4Wは圧倒的に芯でヒットしやすく、7Wは操作性の良さを感じます」
ピン G440 MAX 4W(17度)&7W(21度)


素材:17-4ステンレススチール+ カーボンクラウン(ボディ)マレージング鋼300(フェース)
「ミスヒットに強く、簡単に球が上がって、スピンも適度に入る実用的なモデルです。4Wは番手なりの飛距離が出ながら5Wくらいの高さが出て、7Wも同様に高い打ち出しから球が上がりやすいですが、直進性も抜群でした。前作からより完成度が高くなっています」
総合力に長けた
3モデルを試打
ここでは、堀越プロが「バランス型」と評価した3モデルを紹介しよう。
まずは、ロイヤルコレクションの「RC-VX」。
「持ってみると、ディープなフェースが目立ちますが、実際に打ってみると、見た目とは裏腹にやさしいモデルで、球が上がりやすく、つかまりも良いです。構えたときの洋ナシ型の顔が良く、打ち出しの高さも十分。昔からFWには定評があるメーカーですが、総合力が高いモデルを出してきましたね」
2つ目が、マジェスティの「ロイヤル」。
「実際に持ってみると、細部の仕上げのレベルが非常に高いモデルで、打ってみたら、予想以上に初速が出ました。同時に、打ち出しが高く、シャフトがよく働いてくれて、球は上がりやすいです。グリップ、シャフト、ヘッドとトータル的な設計で、飛びもやさしさも見た目も十分に欲を満たしてくれるモデルですね。何より、極上な澄み渡るような美しい打感には魅了されました」
3つ目が、本間ゴルフの「TW777」。
「構えたときの顔の良さはやはり本間ゴルフらしさを感じますね。それでいて、構えたときの安心感があります。実際に打ってみると、重心距離が長いにもかかわらず、シャフトが適度に動いてくれることによって、球のつかまりが予想以上に良く、高い打ち出しで強い球を打てます。4Wは芝の上からでも、ティーショットでも、万能に使いこなせそうです。7Wは高い弾道で直進性が高い球が出ました。実際のラウンドで武器になりそうなクラブですね」
バランス型3モデル
ロイヤルコレクション RC-VX 3HL(16.5度)&7W(21度)


素材:SUS17+1Kカーボン(ボディ)HT1770M(フェース)
「ロイコレらしい顔の良さと強い弾道に、やさしさが上乗せされたモデルですね。ディープフェースですが、3HLは難なく球が上がりやすく、左のミスが怖くないです。7Wは打ち出しが高いですが、ラインに真っすぐ打ち出しやすく、ピンを狙いやすいモデルです」
マジェスティ ロイヤル 4W(17度)&7W(21度)


素材:軽量チタン+ タングステン合金ソール(ボディ)タフェストチタン(フェース)
「見た目以上に強い反発力を備えたモデルで、シャフトの作用でよく球も上がってくれます。4Wは長さが短いですが、しっかり球は上がりますし、飛距離も出ます。7Wは番手なりの長さで、高初速・高打ち出しを実現できます。打感は何球でも打ちたいくらい極上でした」
本間ゴルフ TW777 4W(16.5度)&7W(21度)


素材:SUS630スチール+ カーボンスチール(ボディ) C300(フェース)
「安心感をもたらす美しい顔は、スウィングする意欲をかき立てられます。重心距離が長いヘッドですが、シャフトが適度に働き、4Wではつかまった強い球が出て、7Wは的確にピンを狙える高弾道で直進性に優れた性能を備えています。幅広いゴルファーに合いそうなモデルです」
【ワンポイントアドバイス】
FWは同じモデルで揃えるべき3つの理由
1.振り心地が揃う
同じモデルで揃えることで重量フローが自然に整う。また同モデルの場合、バランスも統一されていることが多いため、振り心地に影響を与えることが少ない
2.アドレスに違和感がない
アドレスした際、顔つきの統一感がある点は非常に大きなポイント。フェースアングルやクラウンの見え方などの安心感や、クラブを置いた時のソールの据わりも統一される
3.マネジメントがしやすい
飛距離と弾道の差が明確になることでクラブ選択のジャッジがしやすくなる。特性が異なったFWの場合、弾道や飛距離差がマチマチなこともあるが、同じモデルで揃えればその心配がない
週刊ゴルフダイジェスト2026年4月7日号より


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